アレが大事。 | 津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

主に佐藤壽治の日記、重造会の活動など紹介。

宣伝活動、演奏やお稽古について書くこともありますが、大半は日々気が付いた事を書いています。

余計な記事は読みたくない方もいるとは思いますが、お付きあいよろしくお願い致しますm(_ _)m

ブログを御覧頂きありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。




平成28年鳥取県中部地震支援募金


地震が続き、困っているひとがたくさんいると思います。

全ての災害に、とは出来ませんがわずかなら協力は出来ると思っています。


この募金は現金での募金も出来ますが、ポイントでの募金も出来ます。

けちくさいですが、わたしは期間限定ポイントなどの消費に困ったポイントなどを使ったりしています(´ー`)





お稽古するのに何が大事でしょう?





音源なのか、譜面なのかと考えている以上に体験体感が大事だと思います。

富山県の矢後秀弦先生の所まで越中おわらを習いに行った時にそう思いました。

世の中、想像の域を超えるものは必ず存在します。

矢後先生の三味線はそのくらい衝撃的なものでした。



わたしは昔から静かな三味線の曲がとても好きになれませんでした。

嫌いとまでは言いませんが、なんかハッキリしないというか、シャキッとしないというか、ドーンと来ない感覚が苦手でした。

今でも苦手ですし、お稽古する気になりません。



そんな中うちの先生から『北陸に居るのであればこの曲は弾けなくちゃ』と指令が出て決まったお稽古の話。

取り合えず富山まで向かう事でもありますし、早いところ覚えてしまおう、とお稽古に向かいました。



出会った頃、年はうちの先生より年上の矢後先生。
品の良さと粋さが漂うおじいちゃんでした。

話す言葉も富山弁なのですが、全くわからないような方言は出さぬよう気遣いしてくれました。

社会の鉄則、経済の常識など、民謡人とはかけ離れた話をしてくれる先生でした。

お茶を飲みつつ道中の緊張を解き、さてそろそろ、と三味線を持ち出す仕草は、津軽三味線弾きのがさつな所とは全く違います。



『あれ?なんかこの感じは・・・』



三味線を構えて撥を持ち、調弦をしだした時の音。

今でも覚えていますが、過去に出会った事のある名人と呼ばれる人たちと全く同じ音が出てきました。

次いで『こういう曲だよ』と演奏に入ると、スリと打ち指にハジキが絶妙なタイミングで出てきます。



順番通りに弾けば曲にはなるのでしょうけど、音楽にはなりません。

音で何かを奮い立たせて、楽しくさせる魅力がなくてはなりません。

益々分かりにくくすると、山田百合子の津軽あいや節に木田林松栄が付けた伴奏のウキウキとしてしまうようなノリのようなものが演奏に出てこなくてはならない、と思います。



やってる事は違うのですが、同じものが矢後先生の越中おわらにはありました。

富山の民謡界では異端児的に見られる事の多い矢後先生ですが、あの音色に対する意識を見せられたら誰も着いていけないと思います。

着いていけないから諦める人も多い事だったと思います。
それぐらい、圧倒的な演奏を目の前で見せてくれました。



『こんな感じだ』と演奏終了しましたが、手順は取れるがどこまで盗めるか全く見当もつきません。

教わる相手は間違っていないので、とにかく疑問に思った事は聞いて、まじまじと見つめて盗めるだけ盗んで、今ではわたしの越中おわらと麦屋節は宝物になりました。






手順だけ分かるようにお稽古していたらどうだったでしょう。





怖いですね。




~お知らせ~





NPO法人 青森民謡協会主催
『青森の唄祭り』
『第31回青森県民謡民舞コンクール全国大会』

平成28年11月13日(日)

品川区総合区民会館「きゅりあん」8F大ホール
開場10時30分
開演11時
チケット 3000円 全席自由

予選を勝ち抜いた者で争われるコンクールに、プロ芸人のステージ。

華やかに舞う踊り、きらびやかな音色、冴える節回しと力強い唄声。

一日があっという間に感じてしまうステージ。
日本の伝統芸能が海外で賞賛される礎がここに見えます。

会場は広いですが、毎年ほぼ満席の状態です。
チケットはお早めに手に入れてください。







一筆啓上 日本一短い手紙の館
ふみの庭演奏会

平成28年11月20日(日)
午後3時開演
☆手紙の館に入るための入館料が必要になります。

秋の空の下で津軽三味線という音楽を聴くひととき。

目の前で演奏している姿。腕の動きに、指の動き。

聴いてみるのと、観てみるのは大違いという体験が出来るかも・・・(´ー`)

館内の素晴らしい作品は人の心を写し出し、ふみの庭では音を楽しんで頂けます。

※入場者数には限りがありますので、興味のある方はぜひともお問い合わせをお願い致します。








『民謡どうでしょう Vol.3』

平成29年4月29日(土)昭和の日
開場 12時30分
開演 13時
横浜にぎわい座 芸能ホール

「日本の唄」といえば何でしょう?

考えてしまうくらい多種の音楽が日本にも存在しますが、その中のひとつに地域に密着した音楽【民謡】があります。

土地が変わることで、リズムや音階が変わり、とても音楽理論のない時代に出来たものとは思えないくらいの作品があります。

楽しいこと、悲しいこと、苦しいこと、幸せなこと、ひとの想いを歌詞に綴り、舞いとして身体で表現する音楽が【民謡】です。

その素晴らしさの欠片をお届けする舞台!

チケット>
前売 3000円(税込)
当日 3500円(税込)






津軽民謡・津軽三味線『重造会』

〒910-0019 福井県福井市春山2-20-10

TEL 0776-27-5010


津軽民謡・津軽三味線『重造会』のホームページ

http://jyuzokai.jimdo.com


佐藤壽治のブログ『佐藤壽治の徒然日記』

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