いつもブログを御覧いただきありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
民謡界の昔のお話ではなく、個人的な昔のわたしのお話。
発表会へ向けてお稽古がにぎやかになる我が家。
なんとなくですが、子供にも分かるもので、お稽古の後に残っては談笑しながら作業をしているような感じでした。
わたしはお稽古が終わるとさっさと自分の部屋に入り、漫画を読んだり、寝てしまったりという体たらく。
手伝いというものは全くせずに、ついでに勉強もせずに暮らしていました。
そして、当日を迎えるとまたさらに忙しくみんなが動きます。
その脇をちょろちょろ走り回る私は、何回も叱られたものです(´ー`)
活気があふれる空気に、子供も影響されてしまうようです。
最近は我が子を見ていて、昔の自分のことを思い出してしまうような行動が見受けられます。
ゲストの先生方が控室で出番待ちをしている時間は、なんとなくピリピリしている空気があり、顔は笑っているのに怒っているようで、この人たち変だ(°□°;)・・・と不思議に思っていました。
それでもいざ出番ともなると、独特の雰囲気で観客を引き込んでしまう姿もとても不思議に思いました。
あの楽屋の顔が、舞台の上になると一気に穏やかになるのが印象に残っています。
今は会主は先生ではあるものの、手間のかかる書類作りやゲストへの約束はわたしがすることになりました。
舞台の進行や、打ち合わせも含めて行うのですが、昔はそれらを大人たちがあーでもない、こーでもないと言いながら先生を中心にやっていたんですね(´ー`)
時を過ごして、苦労が身にしみる・・・そんな昔のお話でした。