連休総括 | 津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

主に佐藤壽治の日記、重造会の活動など紹介。

宣伝活動、演奏やお稽古について書くこともありますが、大半は日々気が付いた事を書いています。

余計な記事は読みたくない方もいるとは思いますが、お付きあいよろしくお願い致しますm(_ _)m

ブログを御覧頂きありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。



熊本地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。

なにが出来るわけでもありませんが、僅かな協力は出来るものと思っています。

いまはとにかく危なくない場所へ避難し、耐え忍んでください。


熊本地震災害緊急支援募金

↑Yahoo Japanで災害緊急支援募金が始まりました。

ほかにも窓口はあるようですので私も協力していきます。







朝のコーヒーを入れて一息。
我が家はいいものです(´ー`)



さて、4月後半からゴールデンウィークのまとめを少し。


最初は『横浜にぎわい座』での公演です。
毎年4月29日に行われていた「津軽座」の公演でしたが、座長である成田武士先生が亡くなられ一時は「中止」との声も囁かれていました。

しかし、中止という決断は座長の想いとは異なるものであるというお話をいただき、若手が活躍出来る舞台を作れないかと相談を重ねて作った舞台が『民謡どうでしょう?』という舞台です。

当然ベテランも出演しているのですが、その影には必ず若手や中堅が出演し勉強を重ねています。
これから成長していく舞台人を見れる舞台・・・そんな感じでしょうか。

定番メンバーもゲストメンバーも緊張感をもって、舞台に上る側も見る側も楽しめる内容になっています。

そんな公演も2年目を迎えて盛況に終えることが出来、さらに3年目の舞台も開催されるとの話になりました(´ー`)
決定次第告知していきます。



次は青森県黒石市で5月1日に行われている『第五回本場津軽民謡全国大会』です。

津軽民謡の成長に「青森県黒石市」の存在を忘れることはできません。
なぜなら、夏に行われる4日間の「組踊り」を苦しんだものしか得られないものがあったからです。

内容についてはこのブログでもおいおいと紹介はしていきたいと想いますが、黒石市が中心となって情報が調べあげられ、形に残されていくことになりそうです。

現在の高樋黒石市長も黒石市の文化に興味があるとの話を聞きました。
第6回の大会も開催されますので、こちらも決定次第告知していきます。



次は青森県弘前市で行われている『第35回津軽三味線世界大会』へ息子が参加しました。

結果はタイムオーバーで不甲斐ない成績ではありましたが、独特の雰囲気などを感じてくれたようです。

津軽三味線の大会は全国各地で行われていますが、歴史が一番古い大会がこの弘前市の大会です。
津軽三味線愛好者であるならば一度は目指す・・・という雰囲気のある大会です。

この大会では『横浜にぎわい座』でも一緒に舞台に上がっている山中信人さんが大会を制しました。
わたしも本当に嬉しいです(´▽`)!

また来年も息子が参加すると思います。



次は青森県青森市で行われている『第十回津軽三味線日本一決定戦』へ息子が参加しました。

結果は準優勝と、去年と同じ成績・・・と思いましたが、昨年に勝っていたひとに負かされていたので、微妙な結果です(´д`)

津軽三味線の大会は前述のとおり、全国各地にありますが舞台人のみが審査する大会はそう何箇所もありません。
しかも「津軽三味線」と限定すればさらに少なくなります。

見る目は厳しく、審査員の態度も厳しい大会で、今回は団体戦でその一例が見えたそうです。
審査員の採点したものが後日審査される大会としても珍しいのではないでしょうか。

曲弾(独奏)と唄付(伴奏)で採点されて、両方が基準以上の点数にならない場合は『該当者なし』となる年もあります。
参加者にも厳しい大会になっています。

今年の『日本一』のタイトルを勝ち取ったのは菅野優斗さんでした。
第一回から参加していて、わたしも成長を見ていくことができましたが、本当に素晴らしいです。

経験はまだまだこれから積んでいけるので、さらに年月が経てば恐ろしい人になるものと思います。
がんばってください!



次は青森県弘前市で行われている『第31回津軽五大民謡全国大会』へ伴奏でわたしが参加しました。

毎年約束がある話ではないのですが、黒石大会の時などに声をかけられて伴奏へ参加しています。
専属伴奏(山田三絃会)もありますが、伴走者を探して連れて来ても大丈夫という、唄い手にも三味線弾きにも楽しみな大会です(´ー`)

今回は小原節とよされ節に伴奏で参加し、どちらも桜花グランプリに進むことが出来ました。
とてもとても良い経験を積ませてもらいました。
ありがとうございます!

そしてこの大会には『横浜にぎわい座』で舞台を一緒にしている白戸知也兄さんがあいや節の部に挑戦しました。
伴奏は同じく『横浜にぎわい座』で舞台を一緒にしている小山浩秀兄さん、太鼓は津軽三味線藤田流の名取さんでもある湯浅大吾さんでの挑戦。

一番大きい声援をもらっていたのではないでしょうか(´▽`)
桜花グランプリにも進むことが出来て、部門で準優勝でした。

この大会の面白いのは最初に争う部門の結果と、最後に選ばれたひとで行われる決戦「桜花グランプリ」と結果が逆転することがあるということです。
わたしも見たことがありますが、部門で準優勝した人がグランプリ制覇や優勝者を負かしてることがあります。

唄い手は2度唄わなくてはグランプリを獲得することは出来ず、さらに2度とも会心の出来ではなくてはなりません。
厳しい大会です(´ー`)

来年は声変わりでおかしくなっていなれば息子を送り出したいと思います。



毎年、雪解けの津軽はこんな熱い春を迎えています。
興味がある方は「津軽民謡」「津軽三味線」にからめて観光されるとまた面白い旅行になると思います(´ー`)



また来年まで修行を積みます(`∞´)!