らしさ | 津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

主に佐藤壽治の日記、重造会の活動など紹介。

宣伝活動、演奏やお稽古について書くこともありますが、大半は日々気が付いた事を書いています。

余計な記事は読みたくない方もいるとは思いますが、お付きあいよろしくお願い致しますm(_ _)m

今回は細かすぎるお話。





津軽民謡や津軽三味線でいうところの『津軽らしさ』ってなんですか?


言葉で説明できる人は少ないと思います。
でも確かに『津軽らしさ』というものは存在し、それが分からなくて悩んでいる人も多数います。

大半は津軽の言葉であったり、津軽に住む人たちの性格であったり、津軽の風習などなのですが、これを言葉でとなると確かに難しいです。
どちらかというと《感じる事》になるのではないでしょうか。



例えば『福井ってどんなところですか?』と尋ねられて即答出来る福井の人は少ないはず。
とんちの効いた人であれば「んなもん、住んだら分かる~」と答えてくれるでしょう。

おそらく全国各地の「らしさ」はそこに行って感じる以外の方法では分からないものだと私は結論づけてます(´ー`)



ただ「らしさ」には良い方向へ働いてくれる時と、悪い方向へ働く時もあります。

例えば、
北海道の唄に津軽の節回しが入る。
秋田の唄に津軽の節回しが入る。

反対に考えると、
津軽の唄に北海道の節回しが入る。
津軽の唄に秋田の節回しが入る。

これは全て悪い方向へ働いてます。
あなたは「どっち」の唄をうたいたいの?、という唄になってしまいますよね。



三味線も同じ。

わかりやすく表現すると、
『細棹に細糸の三味線持って、象牙のでっかい撥持ってやさしく津軽じょんから節を演奏する』
そんな演奏してる人はいないでしょうけど、もしいたら何を伝えたいのか分かりません(´Д`)

厳密な話をすると、津軽も昔は細棹だった時代もあるのですが、今の世の中で考えれば完全に使う道具の選択から何から間違ってます。

こんな書き方をしていると、
「いや、これはこれで良くないですか?音楽なんだもの」
と反論が出そうですが、【津軽らしさ】の話ですので悪しからず。



難しいですね。
でも、うちの先生と【一晩中】話をしたら「津軽らしさ」が分かると思います。
懇切丁寧に教えてくれます(´▽`)

来年2月にはそんな部分を伝えられるような舞台があります。
現在はチラシポスターを作成中です。
詳細はまた後日・・・






宣伝です!
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和太鼓にも全国各地の特色があり、変化に富み素晴らしいものがたくさんあるそうです。
福井の太鼓らしいところを観たい方は是非(´▽`)!