Blog はじめてみました。 | 十姉妹日和

十姉妹日和

つれづれに書いた日記のようなものです。

これまで、キュゥべえのbotでときどき時事問題や、社会のことなどもつぶやいてきたものの、さすがにtwitterでは書ききれない部分もあれば、キュゥべえとしてではなく、中の人として、ある程度書いてみたいことも出てきました。


そこで今回、Blogをはじめてみようと思い立ったのですが、これまでにも何度かBlogをやりながら、すぐにやめてしまった経験があるので、正直あまり自信はまだありません。このあたりが、ボクのいい加減なところなんですが、できるだけ今のネット社会や、これまでに私がネットで経験したこと、あるいはその他にもあちらでは書けないような個人的な趣味のことなどを書いていきたいと思っています。できたら、気長にお付き合いいただければ幸いです。


さて、今回は最初の記事ですので、内容もそれにあったものの方がいいかと思い、ボクがパソコンを使いはじめた頃の話から一つ書いてみたいと思います。


ボクがはじめてパソコンに触れたのは中学生のときでした。当時はwindouws95が大ヒットしたのが話題になって以降、一般家庭にも少しずつパソコンが普及しはじめていました。

それで、学校の授業でもパソコン学習が組み込まれるようになったのですが、これは主に表計算やグラフの作り方、文章の入力といったものがメインで、ひどく苦労した覚えがあります。それこそキーボードで文字を打つ手順がわからなくて、一つの文章を書くのに何分もかかるなんて感じでしたから、おかげですっかりもうパソコンは苦手というイメージがついてしまい、しばらくはパソコンなんてものは触りたいとすら思えませんでした。


ボクの場合は、これはもちろん極端な例ですが、ようやく普及しはじめていたとはいえ、まだまだパソコン自体が高価でしたし、どちらかといえば愛好家や専門職の人間が使うもの、というイメージがありましたから、学生には敷居が高かったのはほとんどみんな同じだったかも知れません。


以前に、古参のネットユーザーの人から話を聞いたことがあるんですが、95年当時のネットでは、チャットルームのような場所をユーザーがまず自分たちで設置して、招待したい人たちにアドレスを送ってやり取りをする、というのが主流だったということですから、今からするとずいぶんネットの交流自体が、小さなレベルの集まりだったのがわかります。


ボクがパソコンに触れた頃には、それよりはもうだいぶ状況も変わっていて、ネットでも掲示板などが主流になり、ユーザーの数もだいぶ増えていたはずですが、やはりまだまだ「アングラ」な場所でした。


そのイメージをさらに助長したのが、当時ネットで起きたいくつかの事件とその報道だったように思います。出会い系サイトによる事件、ネットを媒介にした違法な薬物の取引など、度々テレビでも大々的に取り上げられたため、ネットではそういった事件が多いのだという印象は強くなっていきました。


おそらく、今の中高生のネットユーザー、そしてこれからはおそらく小学生でもネットを利用する人口は増えていくことになるでしょうが、そういった若い人たちの中では、もうこういった印象としてのネットの怖さはほとんどなくなっているのではないでしょうか。


理由として、最近ではテレビがネットと連携をはじめたことで、好意的にネット上でのブームなどが取り上げられるようになったこと。twitterやFacebookなど、世界的にSNSが普及してネットでのプロモーションの重要性などが増したこともありますが、もっとも大きな理由としては「ネットでのビジネス」というものが確立されてきたことが多いのではないかと感じます。


いってしまえば、ボクらが中学生や高校生であった当時のネットは、裏通りや路地ばかりのとても怪しい場所だったのです。そこでは、陰謀論のような話や、かなり差別的なことでも自由に書き込み、話ができるという自由がある反面で、自分の身は自分で守らなければならない、という暗黙のルールがあったといってもいいでしょう。


2ちゃんねるでしばしば使われていた、「半年ROMれ」とか、「嘘を嘘と見抜けないと、掲示板を使うことは難しい」といった格言は、おそらくはそういった背景から生まれたものです。


しかし、今のネットはネットゲームやモバゲーをはじめ、twitterにしても、ニコニコ動画にしても「ようこそいらっしゃいませ」とばかりに、お客さんがやって来るのを歓迎しているんですから、状況はまったく違います。


今更、そこでネットは危険だといっても、あるいは口うるさい小言と思われるかも知れませんし、現実としてネット利用で情報に差がつく社会に今は成りつつあります、その上でまた、そのズレをどのように考えていくかが、これからのネットの方向性の一つになっていくのではないでしょうか。


これは今回ちょっと書けませんでしたが、ボクがその部分で非常に運が良かったのは、ネットを本格的にやりはじめてすぐにいい「先輩たち」に会うことができて、色々と教えてもらえたためが大きかったように思います。当然、様々な騒動に巻き込まれたこともあれば、失敗もありましたし、嫌な思いや、辛い思いをしたこともたくさんありますが。


ネットはあくまでもネットです。

現実をどうぞ、大事にしてください。

ですが、ネットを通して人は学ぶことも、成長することもできるとボクは思っています。


初回からの長文、お読みいただきありがとうございました。

ご意見、ご感想等ありましたら、お気軽にコメントいただければ幸いです。それでは、また。