<メルマガより転載・過去の内容なので季節が合わないことがあります>
こんにちは。弟子のじゅりんです。
お正月は皆さんどのように過ごされましたか?
私は元旦に温泉に行ってきたのですが、
そこでサウナにはいるとなんだか面白そうなテレビが放送してました。
ただ私はかなり視力が悪くメガネを外すとほとんど何も見えないので
音声だけを聴きながら楽しんでました。
そこで思い出したのが高校生の頃のことです。
私の育った家庭はニュース以外のテレビを見せてもらえませんでした。
苦肉の策でテレビの音声が聴けるラジオを購入して
テレビドラマなんかを聴いていました。
もちろんラジオドラマのように
状況をナレーションで説明してくれるわけではないので、
視覚的なところは全てイメージで補っていました。
色々と実際とは違う捉え方も多々あったようですが、
それはそれで楽しめていたと思いますし、
その頃の想像力は今考えても非常に豊かだったと思います。
現在の世の中は感覚のほとんどをメディアが与えてくれます。
テレビは3Dになり、いつか匂いを感じたり、
もしかしたらいつか映像に触れることだってできるようになるかもしれません。
しかし、それは想像力で補う部分が
どんどん減ってしまうことにもつながらないでしょうか。
私たちには与えられたもの以上を作り出すことのできる
想像力や考える力、イメージする力が備わっています。
この力が新しいアイデアを生み出したり、気づきを引き出してくれるのです。
人生を豊かにするために必須の力といってもいいでしょう。
それを使わずにいるなんてもったいないとは思いませんか。
しかも使われない筋肉が衰えていくように、
与えられたものだけをただ享受して使わずにいれば
想像力も考える力もイメージする力も衰えていきます。
なんでも与えられる今の世の中だからこそ
昔の無声映画やラジオのように、
あえて想像力やイメージを働かせて全体像を作り上げる。
そんな楽しみ方もいいかもしれません。
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