美しい静かな田舎暮らしを考えて
別荘地で中古物件を買い、車なしで暮らす、地球にやさしい生活の軌跡。

今ようやく振り返ることができるようになった溶岩敷石歩道の制作

4ヵ月かけて完成した溶岩をつかった敷石歩道

先月の10月19日、我が家の敷地入口から、玄関に伸びる溶岩を使った敷石歩道が完成した。

あれから、一ヵ月近くになって、ようやく振り返る気持ちが甦った・・・。



最後の作業日は、徹夜をして仕上げてしまった。。。

今年の十里木 [ じゅうりぎ ]における春・夏・秋のハイシーズンをすべて溶岩敷石歩道に捧げたことになる。

これから、さらに続くわが家のD.I.Yによるメンテナンスやリノベーションの予定や工程を考えると、歩道一つに時間をかけ過ぎたように思えてならないし、終ってみて自分の能力の小ささに絶望を覚える。

それでも、振り返ってみると、時間が取れたら、こつこつとすぐに外に出て、溶岩を掘りだし、地面にしゃがみ込んでの地味な作業に、よくも4ヵ月の間、取り組めたものだと思う。

体力的にはもちろんだけど、それより、さらに精神的にきつい作業の日々だった。
敷地前の道路を、散歩でのんびり通り過ぎる人たちには、興味の対象にもならない別荘地帯の中における、流れる景色の一つなのだけど、僕にはこのハイシーズンの全てを捧げるものだった。

先月にようやく、身体にも精神にも無理をしつつ、脅迫的な勢いと姿勢でもって、溶岩敷石歩道を仕上げたのだけど、一日でも早く完成を急いだ最大の理由は、高原地帯という十里木の気候にあった。
夏の終わりが、平地より早い十里木では、季節が進むにつれ、作業に適した気温を保つ日がどんどん少なくなることを実感するようになる。

仮に、身体と気持ちが、もっと休みを欲しがっていても、急速に進む季節の進行が許さず、作業を急がせた。

そして、敷地に未完成の歩道を残して、それを冬の間眺めながら過ごすということになれば、中途半端な気持ちが、僕の中で大きな大きなストレスとなるのは間違いないところだったので、絶対に避けたかった。
また実用的なところでも、次のハイシーズンまで、日用道路として使うに当たり、不便極まりない日々を過ごさなくてはならないから。

今まででさえ、多くの配達業者に足もとの悪い思いをさせて、申し訳ない日々を過ごしてきたのだ。
これが完成しないまま、冬に入ってしまうと、さらにまた半年、気後れを感じながら、配達を受け、自分も足首をくじきそうになりながら、敷地を出入りする日々をすごすはめになってしまう・・・。

次は、
[2/10]・・多雨の十里木で、溶岩敷石歩道を作るわけ。
に続きます。

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