例えば、どこの神社に行っても、神様はあなたに、
パワーとか、光とか、珠とかをくださることはありませんが、
(神仏に成りすました雑霊は、珠とか刀とかを売りつけたり、光の柱を立てたりします)
でも、たとえば、おみくじを引かせてくださいます。
そのおみくじってのは、
あなたが今、そこで展開した祈願というものに対して、明らかに神様から頂く返事ですから、
吉凶判断に終始せずに、
次にどのように動いてゆけばいいか?
何に注意すればよいか?なんかを読み解いて、
あなたが、あなたのために動けるパワーにしていただくのが、
内容のある祈願ではないかと思いますし、
神様とのおつきあいの方法そのものなんです。
聖地のパワーは、いただきもののようですが、
実際は、あなたの判断そのもので、あなたが決して、動くことであったりします。
神様や仏さまは、あなたの次の参拝で、その動きを報告としてご覧になって、
次の智慧を繰り出そうとなさいますので、
つまり聖地は、他力と自力の融合の場であるわけです。
頂いたおみくじは、木に結んで捨てるのではなく、持って帰りましょう。
聖地の名と、日付を記入して、ノートに貼り付け、
どんな祈願をしたかを書き留めて日記にしてゆきますと、
祈願と自分の動きが整理できていいと思います。
巡禮記先達