アカメガシワ。鉢から、もっと広い世界へ植え替えしてやりたい考えていたら、なんと、その柔らかそうな葉っぱと、せっかく咲いた花を(たぶん)シカに食べられてしまいました。せっかく、今年新しい枝葉を伸ばし、葉を広げて太陽の光を浴び、光合成いっぱいして、花まで咲かせて、これから少し栄養の蓄積でもしようかと思った矢先。シカにまちがいありません。現行犯ではありませんが。何年か前ですが、園芸種のスギの樹皮も食べられたこともあります。両方とも、食べ跡が地面から実測1.1mの高さ。シカの口の高さです。アカメガシワもスギも、シカの好物なんて聞いたこともありません。さらに樹皮も、葉っぱも食べるようです。シカも暑さで、やけくそになっているのか。相対的に山の食料が減ってきているか。(スギの害は冬でしたが)

 実は、リョウブの樹皮は、シカの大好物なのです。シカも大変だけど、気に入られたリョウブも大変です。樹皮と内樹皮(師部)形成層まで、樹皮の表面からほんの1〜2㎝の部分ですが、幹をひと回りかじられると、栄養の導通部分が失われ、枯れてしまいます。花を見せてくれたリョウブは、根元のあたりは確認できませんでしたが、大丈夫だと思います。信じます。(たぶん。楽観的推測。)

 

かじられる前のアカメガシワ。花もさきました。

歯でかみちぎっています。

シカの専門家であれば、この噛み口でわかるのでは

何年か前、シカにかじられたスギの幹

白く見えているところが、ほぼ形成層です。

リョウブ。再投稿。元気そうな感じなので、大丈夫。でしょう。