4月15日
ソメイヨシノが散り始めました。花びらが舞い散り、伸びた花柄の先に、萼(がく)とおしべとめしべが残される。残念ながら、自家不和合性。実もできないまま、これらも、そのうち、ポロリと落ちてゆくのでしょう。
枝の一番先っぽにあった頂芽。その芽が開いて、新葉がでてきてます。一年の始まりです。今は葉っぱのかたまりのように見えますが、秋に向けて、少しずつ伸びて、枝や葉となり、伸びてゆきます。もし元気な木であれば、15㎝、元気がなければ2〜3センチってとこでしょうか。この葉っぱの、はじまりの場所を覚えておけば、秋になって、何センチ伸びたか、この木は元気なのか、なんていろいろ思いを馳せることができますよ。始まりの場所には芽のあと、芽鱗痕が残るのでわかります。その一年前や2年前、どのくらい伸びたんだろうってことも、簡単にわかりますよ。一度見てやってください。
お遊び:このソメイヨシノのめしべに、他のサクラ(サトザクラとしておきます)
の花粉をつけておきました。自家不和合を乗り越え、さて、サクランボで
きるでしょうか。
↓さて、ご参考までに。花粉をお借りした、サトザクラの今。このサトザクラには毎年ちいさなサクランボがつきます。サクランボのできる、はじまりです。
花びらが全部散って、萼(がく)とおしべとめしべが、枯れはじめてます
もっと枯れて、中心に、緑の、サクランボのもとが。
サクランボが膨らんで、萼とおしべとめしべを、押し破り・・
これからサクランボに育ちます。これは実が小さい種ですけど。