記憶能力に差はあるか(覚え方指南) | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 覚えられないから社会は苦手、のような方は多いかと思います。でも僕からみると、どの生徒も覚え方やイメージ力の差だけであって、本質的な記憶力の違いを感じることは少ないです。

 

 サピのアルファクラスにいるような子たちでも「算数が苦手」「社会が苦手」などはあります。社会が苦手な子が、記憶が苦手ということになりそうなものですが、テストではよくできていたりするものです。確かにその子の中では苦手意識があるのでしょうが、それは「単に好きでない」だけであって、記憶力が悪いからとは思えません。

 

 僕は生徒に教えるたびに、青春時代の自分のことを客観化する作業を行っています。もし、自分が生徒だったらどんな風に映るか、どんな生徒か。どう伸ばしてやれるかを、思考実験ではありますがよくやっています。まあいい生徒ですワ(笑)

 

 僕は記憶系がどちらかというと得意で数学が超がつくほど苦手だと思っていました。実際点数はひどい差でした。でも、最近になって、論述はえらくできていたし、応用問題の方が解ける傾向性があったことに気づきました。数学も本質までやってみると、最近は面白さもわかってきました。受験数学は本質ではなかったのです。

 意外と思考力タイプだった気がして、と同時に、記憶力がそんなによかったのかな? と疑問に思うことも多くなりました。

 

 ただ、僕の場合は「覚え方」に関しては、自己流で多様なやり方を持っていて、どんどん自分で覚え方を開発できるし、詩心や詩的情緒のようなものなどもつかって勉強をしている傾向を、今までの自分の生徒たちと比べると感じました。

 

 この見解から、普通の進学校に通えているような方では、「記憶力には本質的に大きな差はないかもしれない」という感覚にも達しています。工夫とやる気の差が大きいかなと。

 

 例えば、「覚えられない」と苦しんでいる方を見ますと、「完璧に」しようとしているだけだ、という傾向があります。大学受験で「ネクストステージ」や「頻出問題集」という名著がありますが、あれに対したとき、「覚えられないんです」という子が多いです。(まあ1500以上問題があるので、厳しいのは当たり前ですが)

 これは、1周で完璧にしようとしていることからくる、せせこましい部類の「完璧主義」であると感じます。

 

 かつて空海さんがもっていたという「求聞持法(一度みたものは忘れない)」というドラえもんの暗記パンみたいなものを想定してはいけません。そんなものはありませんし、多くの上位層の方もそんなことはしていないと思います。

 

 ほとんどの子が、例えば単語帳200個くらいを1周して覚えている率は、5割から6割がいいところです。それを工夫によって、7割にしていると「記憶力がいい方」と言っているという感じがします。それは1周の中でしっかりとイメージを作ったり、集中したりしてエネルギーをかけているといえます。

 

 ただ、それでもたとえ10割に近く単語や漢字を入れたとしても、1周では完璧になるはずもないです。ましてや人間は忘れていく生き物。完璧にしよう、というのがどだい無理な話です。

 

 ここは力を抜き、「2周3周する」つもりでやればよいと思います。どうせ1周では人間はおぼえきれないもの。受験学年であればなおさら、同じ問題集や単語帳を2周3周することに意味があります。2周目からはできないものにチェックでもいれながらすればよいでしょう。

 

 中学受験などを見ていますと、お母様は我が子が基礎を完璧にするまで何度もさせようとする方も多いです。

 僕の経験上、そこで完璧を目指すよりは、まずその範囲を1周ざっとしてまずは、その課題の「全景」を見た方が良いと思います。そうすると、後ろに書かれていることで理解も深まったり、「あそこを重点的にやったほうがいい」などの全体を見たうえでのよい方策も出てくるものです。また、テストで点になる率を考えても、全体をした方が点数に結び付きやすいです。

 

 東大受験生が高校内容の100%を理解しているのか、というとそうでもありません。ある知識からわかることや駆け引きを用いて、80の学力でも120くらい(100が合格ラインとして)にしていくのがうまい方が多いと思います。

 

 記憶力の良し悪しの差は、個人差はもちろんありますが、そのようなものは実は小さく、

 

思考で補っているか(推理力などを使えるか。理由がつけられるもの、そうなった経緯がわかるものはその経緯を入れておく)

・力まずにリラックスして問題集に迎えているか

・ストレスやプレッシャーに負けていないか(焦るとだめです)

イメージを補佐する何かを用いているか(写真、図表など)

・根気よくいく覚悟をもち、挑んでいっているか

 

 というような差でしかないとこれまでの経験から思います。

 

 どうせ苦しい受験勉強、工夫をしながら戦ってみましょう。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

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お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

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