楽しもうとしているか(リスニングおススメ10アーティスト) | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 東大出身の方ほど、「勉強そのものはそんなに嫌いじゃなかった」という人が多いのですが、いろんな子たちを見ていますと、なかなかそうなるのは難しいようです。

 ゲームや友達との遊興などと比べれば、そこまで当然楽しくはないのですが、勉強もそれなりに工夫して楽しもうとする方向性がある人たちが伸びている、と僕は解釈しています。

 

 やはりどんなことでも楽しい部分を見つけ、楽しもうとする心が大事だと思います(受験もね)。この世はどんな楽しいこと、分野でもそれなりにキツイことはあるもの。やはりこちら側から積極的に楽しもうとして、辛い部分を減じていくような感覚があると、伸びやすいように感じます。日本人の悪い癖として、つい、(小乗仏教や密教系の)仏道修行のような感じを勉強などに対しても設定してしまいがちだと思います。

 

 今の子はそれでは伸びないのです。時代にあってない、と言っても良いかもしれません。どんな教科にも楽しさを探さねばなりません。

 

 たとえば、今日はほんのお遊びとして、英語のリスニングを楽しんで向上させてもらうべく、おススメ洋楽などをここにあげてみたいと思います。おススメ100タイトルの読書のリスニング版です。僕も20代から当時の音楽の師匠にいろいろ教えていただいたり、自分でも探求したりして、たくさんの音楽を聞いてきています。その達成の一部です。

 

 英語のリスニングは、『勉強~』という感じでしかめっ面でする必要はありません。1曲完璧に歌えれば、勝手に英語くらい聞こえてきますし、歌詞の意味を考えれば普通に英語にも役に立つでしょう。そうやって、総合力をあげ、心と頭に柔軟性を身に着けることも大事なのです。楽しんでしまえばいいのです。

 

 ということで、僕が厳選する10アーティストを上げてみます。もちろん、聞いていて子供におススメしやすい、という毒のあまりないものをあげます(笑) ちょっと趣味が出てしまうかもしれません。ビートルズやボブ・ディランもいいのですが、そんなお行儀のいいものばかりではつまらないのです。その辺の英語教師じゃ上げられないような、イカすヤツをあげていきたいと思います。

 一応、アメリカ、イギリスなど国の区別もしておきます。

 

1、キャロルキング(Carol King) (米)

 数年前に来日したときに速攻チケットをとりました。ピアノで弾き語りをしながらの温かい歌声が印象的で、大好きな女性アーティストです。70年代のアメリカはナッシュビルというところでたくさんでてきた、シンガーソングライターの一人です。『Tapestry』というアルバムに入っている「You've got a friend」という曲が圧倒的におススメです。発音もきれいだし、友達の結婚式にも使えまして、僕はこれを一度、友人の結婚式で歌っております(笑) タワレコやHMVだと、名盤すぎて1000円くらいで買えます。

 

2、イーグルス(Eagles) 米

 70年代の西海岸のスターロックバンドといえばイーグルスです。もともとリンダ・ロンシュタットさんなどのバックで演奏している今でいうスタジオミュージシャンに近い人達でしたが、バンドとしても圧倒的な演奏力と全員がメインボーカルをとれるというコーラスの強烈さでブームとなりました。

 上のリンクは、代表曲「ホテルカリフォルニア」です。このほか、「Take it easy」など、1枚目のアルバムが抜群に素晴らしいです。この曲は大人の哀愁がすごいですね(笑)

 

3、クイーン(Queen) 英

 クイーンといえば、日本では何度もリバイバルヒットをし、超がつくくらい有名で、日本人は大好きなバンドですよね。クラシックに裏打ちされた美しいメロディーと、僕のようなただのロック好きも虜にする激しさもあります。たまにプログレみたいなのがあるのもうれしいですね。代表曲も多く、CMでよくながれるボーカルフレディ・マーキュリーの遺作「I was born to love you」などが有名です。

 

 クイーンはクラシックの素養などがあるとハマりやすいみたいですね(笑) 過去、何人かの教え子にすすめると、すこんとハマりました。ボーカルのフレディのすさまじい生き様(後天的な同姓愛→エイズにかかる)が話題になりやすいのですが、やはりバックの演奏陣も強力です。

 

4、ボストン(Boston) 米

 はい、このあたりから趣味全開でとばして行きます(笑)

 MIT出の秀才「トム・シュルツ」がドラムとボーカル以外の全パートを演奏し、エフェクターやアンプまで制作を手掛けるボストンです。プログレに分類されることもあるのですが、ポップなロックであり、聞きやすいです。音像が計算されつくされていて、今のアーティストとはレベルが違う部分があります。どうです、この統一感、サウンドプロデュース能力。歌詞も(わけのわからなさが)アメリカっぽいですね。

 2年前に来日したときは、もう即一番高いチケットをとりました。音響といい、最高でしたね。

 

5、サイモン&ガーファンクル(Simon and Garfunkle) 米

 フォークのデュオ、今でいうゆずみたいな形の人たちですが、最高です。

 上のリンクは、代表曲「Bridge over troubled water」ですね。どうですか、この美声、リバーブ、ハモり。音の澄んだ70年代のアナログならではの響き。何回聞いても飽きることはありません。さらに、サウンドがアメリカならではの広さも感じさせ、アメリカの雄大な自然が浮かぶのは僕だけなのでしょうか。

 これも来日したときに行ってしまっています。僕は基本70年代の残り香を嗅ぎに、この世代のアーティストは行きまくってますね(笑)

 

6、クロスビースティルスナッシュ&ヤング(Crosby,Stills,Nash and Young) 米・英・加

 アメリカ、カナダ、イギリスの当時のスターたちが一つのバンドを結成するという当時としては、スーパーバンドでした。今で言えば、ドリカムとビーズがバンド組むようなものでしょうか。現代の日本のバンドにはありえない、計算されつくした肉声での多重ハーモニー。アコギの方も、かなり響かせて弾き倒します。

 これも来日したときにいっているのですが老年となった今もバリバリで、ほんとに素晴らしかったです。「Déjà Vu」というアルバムが最高ですね。

 

7、ボーイズタウンギャング(Boys Town Gang) 米

 70年代も後半になってくると、デジタル機材が安くなってきて、いわゆるディスコブームが来ます。ディスコブームのアーティストはいわゆる1発屋が多いのですが日本でもCMなどでなにかと使われ、知っているものも多いと思います。

 

 ノリノリで思わず身体が動いてしまうダンスビートの曲が多くなってきて、ご機嫌ですw この曲は、まだ演奏は生バンドの時代で、黒人さんならではのシックスティーン(16ビート)のノリがめちゃくちゃ気持ちいいです。この曲「Can't take off my eyes」は特に、つらい中でも「今生きてるぜーベイベー、神様サンキュー」ってな曲で、底抜けに明るいのがいいですね。

 

8、ショッキングブルー(Shocking Blue) 蘭

 

 オランダ出身のショッキングブルーです。ヨーロッパの英語曲はABBAなどもそうなのですが、やや英語の発音としては初心者の発音みたいで、僕らにとっては聞き取りやすいモノが多いです。上リンクは代表曲「Venus」ですね。ブルーズとダンスなビートがこれ以上ないくらいマッチしていて、カッコ良すぎです。この曲はむしろ「私が女王よ」的な、女の強さが出ていますね。

 

 ディスコやソウル曲は一発屋(ヒットソングが1,2曲しかない)が多く、ヒット曲を集めたオムニバスベストがよく出ているので、それで構わないと思います。

 

9、ボン・ジョヴィ(Bon Jovi) 米

 とりあえず、ハードロックも1曲。といっても、良質で聞きやすいものを、ということで、アメリカでいち早くメロディーを中心にした楽曲構成で人気を博した現役バンド、ボン・ジョヴィです。おいおい、バンド名に自分の名前つけんのか(ボーカルの人の名前はジョン・ボンジョヴィ)、というツッコミはさておき、若い時は色男ですし、今も年をとるにつれ、なかなかよくなってます。どの楽曲も、ビートはきいているものの、下品になりすぎることはなく、おススメしやすいですね。

 上のリンク曲は代表曲「Livin' on a player」です。そのほかにも、テレビなどでよく聞く曲も多いです。

 

10、ミュージカル『レ・ミゼラブル』(Les Miserables) 米

 ミュージカルの曲はブロードウェイ文化ですので、英語を学ぶのには格好の材料です。逆にミュージカル好きなら、英語くらいできんとな、と思っています。

 

 劇団四季が関東ではかなり子供文化に浸透しているということもあって、びっくりするくらいこっち(関東)では、ミュージカルが流行っています。いろんな学校にミュージカル部なるものがあります。

 その劇中の良曲の数々を、ぜひとも日本語だけでなく、英語でも聞いて欲しいと思います。元々英語で作られたものなので、原曲の良さがよりわかると思います。エンターテインメントに徹した曲作りが素晴らしいです。

 

 

 うーん、アメリカのものが多くなってしまいました。僕が最も好きなバンドはピンクフロイドにエリッククラプトンに……、とイギリスのものも多いのですが、おススメするとなるとこの辺になってしまいました(笑) また機会があったら第2弾をするかもしれません。ソウルばっかりとか、ダンスばっかりとか、ハードロックばっかりなんてのも可能です。

 

 僕は主にプログレッシブロックやハードロックを通じて、どの国の音楽も比較的聞いてはいるのですが、やはりアメリカは、ポップミュージックやエンターテインメントにおいて、作曲、ミックスやエンジニアリングも含め、すべての面で一つ抜け出ているものがあると思います。米(英でも)では、エンジニアの人も、ただの機械屋ではなく、いろんな音楽を知っていて(プレイもし)、しっかりと音楽をさせている感じがするのです。

 

 音質に関しても、デジタルではハイレゾの時代を迎えているのですが、やはりそこも使いこなしていて、新しい表現として生かせているエンジニアやアーティストが多いですね。まだ日本は振り回されている印象です。

 

 Jポップやアニソンばかり聞いていても、それを感じることはできませんので、ぜひとも一度は海外にも目を向けてほしいと思いますね。英語を学ぶなら、このような活きた教材こそが大事だし、楽しいです。

 海外ものの映画とかドラマでも毎日見ていると、さすがにリスニングも簡単に思えてきます。僕は『24』と『プリズンブレイク』を見すぎています(笑) でもめちゃくちゃリスニングができるようになりました。

 

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

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