もう10月も半ばを過ぎました。中学受験ではあと100日を迎えようとしています。毎年書いているのですが、ここからがまるで一陣の風のように過ぎ去っていきます。
模試などが返ってきて一喜一憂もあることとおもいますが、志望校の過去問をガチでやって、どれくらいが取れるかを見たほうが良い時期にさしかかっています。まだ基礎力（標準力）が足りていない方ほど、過去問より先にそちらを大急ぎですべき時期となっています。
というのも、過去にもいっていますが、勉強法などを変えるとしてその効果が現れるのには少し時間がかかるのです。普通の子で2か月から3か月かかることを考えると、もうこの時期からやり方を大きく変えることはもうできなくなってきます。今月がラストチャンスくらいです。
逆に言えば、残り期間が短くなればなるほど、あと何をやるかがしぼりやすいとも言えます。問題集などはあと１，２冊が限界ですし、残り時間で過去問をするのか塾のカリキュラム重視で行くのかははっきりと戦略がとりやすいです。また、「あとこれだけ」と決めてしまえば、直前期のムードにもなっていくことでしょう。
毎年受験に関わっていますと、人間、「直前だな」とどこで思うかが意外にテンション（その後も）を分けることが分かります。未来に対して、しっかり臆病になれた方が良い結果も出ています。
また、覚えて置いてほしいこととしましては、「与えられたチャンスの最後までしっかり頑張り切る」ということです。やはり小学生ですと十分な演習量を得ることは一部のトップ層以外難しいです。ですので、諦めずとにもかくにも勉強していれば、逆転のようなこともよく起こります。
大抵の方は、志望校を早々と変更し、そこに向かっていくことすらしないものですが、やはりその点でも最後まで志望校に向かって努力している子の方が満足のいく受験となり、結果として後の人生にも好影響を与えます。期限があるものなのですから、その期限内くらい努力しきってみればよいのではないでしょうか。
僕自身の記憶としても、中学受験は反吐がでるような嫌な経験が大半をしめます。ただ、今となってはそのおかげでいろいろな自由を手にしていることが自覚できています。たった数年の努力で、その後の何十年という人生が好転するのです。しなかったよりは、精一杯やり切ったよ、と言って終えたいものです。
ってことで、この辺からはノンストップでガンガンいってください。
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