好きな事があるなら続けるべき―ー受験に負けるな | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 この土日は、僕が編曲など音楽面でこっそりかかわらせていただいているリトルミュージカルの本番でした。動員人数が計1000名を突破し、ものすごい盛り上がりでした。昨年より、演者もバックアップする大人もパワーアップした感じで、勢いがいや増しに増しているなと思えます。僕も涙がちょちょぎれました(笑)(とりあえずリンク張っとくかw http://littlemusical.com/

 

 この彼女ら彼らで羨ましいのは、ちょいちょいここで書いてはいるのですが、みんなが「楽しい!」と屈託もなく言える習い事であることなのです。僕は、僕自身がいくらおもろいおっさんであっても、あまりみなさんが好きでない勉強を無理くり教える立場ですから、基本的に嫌なだけど「しょうがなくやらんといかん」ことをおしえる人なのです。(教師というのはみんなそう)

 

 やはり気になるのは、受験などがあって、この楽しい習い事を両立できるか、ということです。僕の結論ですと、「できる」に決まっているのですが、やはり学歴が学歴だけに信じてもらえない面があります。「そりゃ先生は頭よろしいですもーん」パターンを言われてしまいます。

 

 そうではなくアクティブな人生のための「優先順位」の立て方を、少し考えてほしいなと思うのです。視野を大きくしていただき、「人生にとってどのような意味があるか」という視点に立ってほしいのです。

 

 好きな習い事がある、部活などですべてをかけてもいい気持ちになれる何かがある、ということは非常に幸運です。僕は毎年いろんな生徒とその家庭に乗り込んで? 膝づめの話をしていますが、やはり「これ」というものに出会えている子は、絶対に大丈夫なのです。勉強の方、そっちから必ずなんとかなっていきます。

 

 昨日の千秋楽公演では、最後のシーンでは泣き始める子もいました。(それをみてこっちも涙、笑)これは一生懸命やっている時間が終わるのが惜しいんだな、と僕には思えました。泣くほど頑張れること、が今の子供たち、いや大人も含めてどれだけあるでしょうか。スポーツなどでも頑張れているならば、そのような場はぜひ大事にしてほしいなと思います。 

 

 大事なのは、「(勉強と)両立させる」という意志なのです。いや、一番大事なものを「維持するためにどうするか」を先に考えたほうが、後悔のない人生、充実感のある人生が送れると思うのです。

 

 たとえば、僕ですと、10代のころから、「音楽をする」というのは決まっていました。表現をして、人生の最後まで駆け抜けていこうというのは、今も変わっていません。ただ、自分の才能や現況を見た時に、他の方のように「25歳までに売れよう」「東京ドームをいっぱいにしよう」などは考えられないし、分不相応であると思えました。どう考えても回り道をしてでもプロとしての感覚を学んでいくことが必要だと、周りのプロの方などを見て思えました。

 

 そこで、素人バンドは一旦お休みし、古今東西の音楽をBGMとしてではなく、真剣に聞きながら、プロの方に個人的について、10年ほどかけて作曲やミックス、エンジニアリングなどの基礎を学んでいきます。今のデジタル時代ではトータルで全部(作曲からCD制作まで)ができることが大事なんだと見えたこともありまして、総合力で勝負しようと思ったのです。

 

 では、その学ぶ時間を確保するためにどうするか、を真剣に考えました。会社勤めでは無理だと感じましたので、フリーランス、それもすでに得意であった受験方面を磨くこで時間を確保することにしたのです。塾や家庭教師なら、昼間の時間が空き、かつ短い時間で、フリーターの方よりはたくさん稼げました。芸事を志すなら、バイトばかりやっていてもダメなのです。

 

 もちろん、一流企業社員や高級官僚になった友人たちとは、比べるべくもない貧窮した面がありますし、結婚などは後回しになってはしまうのですが、全くわだかまりのない、充実した20代を過ごせたとは思っています。もちろん、友人たちと比べた時の、『全うな?』人生に対する、葛藤やくすぶりはいつもあったのですが、それすらもまあ愛しいなと思えるようになりました。

 

 すべては「音楽をしたい」ことを優先させるために、「じゃあどうするか」と職業や戦略なども考えていきました。順位が違うのです。これが「全うな就職、暮らし」を1位にしてしまっていたら、ここまで充実した感覚は持てなかったかもしれません。

 

 実は、高校時代なども「部活」を優先していた時期がありました。テニスを最優先にしたい。でもそのためには追試なんかになると時間の無駄だし、家族の理解も得たい。ということで自分のプライドにかけても勉強もしていたのです。やはり周りを納得させるには、それなりに「嫌なこと(勉強)」もやっておかねばなりません。そこはある種大人になっておかねばなりませんでした。

 

 受験においては、僕の20代よりはリスクも少なくできるかと思います。

 

 それは簡単で、「自習」「自学」をいかにするか、を考えればいいのです。塾に週数日通うという、「全うな」パターンでは両立できるわけがありません。それは、何も考えなくてもいいだけの「みんながよくやってる」パターンなだけで、受験方面の専門家の僕からみても、それほど有効性のある選択ではありません。

 

 良い問題集を選び、問題演習量をこなしていけば受験はなんとかなります。模試も個人で受けられますし、自由度が実は高いのが今の受験ではあります。塾の良いところは、意志が弱い子のための「ペースメイキング」が主な効果です。

 カリキュラムに関しては、同レベルのものはかならず一般書籍にもあります。また、Z会のような通信教育という手もありますし、四谷大塚の動画授業などでもやれます。意志が固いなら、自由度がきく個別指導でも良いでしょう。

 

 つまり、自分が「やりたいことを優先させたい」と決め、「勉強もせねばならない」と親が言うなら、両立する方法がいくつもあるのが現代の日本なのです。デジタル時代で、昔なら何時間もかかることが短時間ですみ、人生を濃くすることができます。非常に素晴らしい時代にさしかかっています。

 もう一昔前とは変わっているのです。

 

 意志と工夫さえあれば、歌って踊りながら医学部にだっていけるでしょう。また、そのように決めると、周りの子たちよりは遊べなくなるかもしれませんが、充実感と美しい思い出がいくつも残ることでしょう。

 

 日本は、やはり諸外国に比べると安全だし、飢えて死ぬ心配も少ないと思えます。だからこそ、僕も自分のやりたいことを追えているんだ、とも思います。そのことに感謝しながら、自分のやりたいことを追えるだけ追うべく、そのための努力を忘れないようにする人生もある種良いのかもしれません。

 

 あ、もちろん、僕のコンサルでそのへんの戦略をお示しすることもできますよ(笑)

 いつも読んでくださってありがとうございます。

 

夏のスーパーコンサル2016始めました。究極の受験セカンドオピニオンを体験してみませんか。ご希望の方はメールをください。 お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。

 

5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)

 

教え子の医学部留学生がブログをはじめました。医学部にご興味のある方はどうぞご覧になってください。医学部生のきつさや海外生活なんかの赤裸々なところがわかるかもですよ、むふふ。

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