僕自身も幼き頃から、電車や昆虫にはじまり、「頭が良いヤツ」に対していろんな興味はつきませんでした。
今でも世界史に文学に、音楽と、興味は尽きませんし、そのまま全部を深くしていこうと追究中です。また、それが可能な状態であること(健康、経済状態、融通のきく暇、独身など)も、有難いとしか言いようがありません。
好奇心を強くするには、そのような状況を自分である程度、創るしかありません。受け身では大人は不可能です。
コンサルなどで僕と話したことがある方はわかると思うのですが、話のポイントがあちこちに飛び、勉強以外の話も多かったと思うのです。子供さんの習い事などの話も深めたりしますし、グローバルな話やサブカルの話なども盛り込んでいきます。が、それが結局数十分後には勉強に対してプラスの結論に落ち着いているはずですw
どのような知識や知見でも、そこから勉強の重要性につながっていくのです。そういうものです。学ぶ、というところの基本は同じに決まっています。知性の地平はつながっています。
ということで、何に興味を持っていても、しっかり持っているならばそこから勉強の方にも何かしらプラスになっていくのです。つまり、「何かに対してものすごく興味があること」が、いざ勉強に向かわせても強い子を作ります。(なかなか向かない子もいますがw)
ただ、最近では何に対しても「そんなに……」という感じの子が多くなっています。何に対してもアツくなれず、他人事で、クールといいますか無関心といいますが、リアクションが薄い感じです。中には精神年齢が高く、「そんなに熱くなれないっすわ」というニヒリストもいます。
生まれつきの個性からそういう子もいますが、僕からみて一つ気になる点は、「自己肯定感の低い子」がやはり何に対しても興味を失っていくことが多いです。
子供のころは、「私は世界一の○○になるのー」くらいの勢いで良いのです。が、それが、情報過多な世相もあり、中々最近の子は難しいようです。
最近では、その感じを聞いたのは、お世話になっているリトルミュージカルの子くらいですねw 中学受験生も言ったっていいんですよ。
やはり、「お前なんかダメだ」系の言われ方を大人によくされている子が、中々自信を持てず、興味もどんどん失っていくのかな、と感じています。中学受験生はやはり、激しい競争の中で駄目だと感じる場面も多く、「自分が世界一なんてそんな(笑、ヘラヘラ系)」となってしまうのでしょう。そんな必要は全くないのですが。
親が子に手を出したこと(殴ったことがない)がないという家庭の教え子と最近も仲良くさせてもらってますが、ソイツは20代半ばになっても夢のようなことばかり言ってます。努力は全然しないのですが自己肯定感は非常に強く、バランスの良い人間になっています。
まあ、それで人間関係もうまくやってるし、明るく毎日を送っています。本もやはりよく読みますし、好奇心もいまだに強いです。学歴はそこそこですが、良い感じの社会人になれています。最近ではその教え子に先に結婚されそうで、一抹の何かも感じてます(笑)
悪い点をとっても「それは『君』という人間自身の点数が悪いわけではない」「単なる点数面ことである」という割り切りが必要です。模試や定期テストの点数で、心まで傷つけてはいろいろと損が大きいのです。
テストが悪い点だと、さもその子が一級の堕落者のような扱いをするご家庭の子に、好奇心を失くした子が多いと、感じます。
もしくは、小学生以上で塾や学校などで厳しすぎる先生に当たり、影響を受けた場合も同じ感じになります。(ですので、先生運、選定も非常に大事)
もちろん、親御さんが勉強や仕事にしか興味がない(無趣味である)と、その場合も同じような子になることも多いです。
点数や他人と比べたうえでの比較は目安でしかありません。比較はそこそこに、点数での憤りはやめて、『その子自身』の中で、「今回、精一杯やったか?」とか「まだ努力できたのでは?」「どこが問題なんだろう?」という視点を子供と一緒に持っていただくことが、好奇心もなぜか育て、周り回って勉強にもプラスになってくるようです。
逆に、勉強以外のことにばかり関心がある場合も、ある程度は容認したほうが、いざ勉強をしなければならない段階で、伸びがよくなります。ま、ゲームばかりなら、際限なく時間が取られるので、ある程度は制限した方がいいですが。
いつも読んでくださってありがとうございます。
お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。
5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。(九州や群馬、栃木、大阪、奈良、兵庫、京都などもありました)
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