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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 今年の開成の理科の問題です。大問3の問5です。
「2012年の5月21日に東京で金環日食が見られた時刻はいつごろだったでしょうか」

 オウ、ジーザス。まさか今年にあの金環日食がでるとは! まさに忘れたころにやってくる天災のような問題です。ほかの学校は気象(異常気象)や火山(世界遺産)ばっかりだったのに。

 最近の中学受験の理科の流れとして、単なる単純記憶ではできないような問題が増えています。また、ちょっと凝った(思考力が要る)問題を出す学校が増えていると感じます。当然、基礎知識は入れておかねばなりませんが、一昔前の関東の受験よりも考えないとできないもの、読まないとできないものが増えました。おそらくこの傾向はしばらく続くでしょう。高校受験の理科より、断然難しいですね。

 また、この開成はずっとそうですが、「普段の観察」「普段の関心」がないとうっかり忘れていたり、雑に見てしまっているとあやふやに答えざるを得ない問題が多いです。

 件の日食の問題も、「ああ、にみたなあ」という感覚が残っていれば記号問題なので選べます。要は、「実際にみたいと思ったか」どうかを問われているのです。そのような好奇心もない子は開成には要らない、お呼びでない、とも言えるのです。開成はこれだけでなく、花の写真がでたり、月の様子が出たり、このような問題は必ずあります。

 つまりは、いくら勉強していても、このような身の回りのちょっとしたことに「おお」と思える気質がないと、合格には遠いということです。上記の問題は、開成の合格者ならほぼ100%できたでしょう。

 僕はこれを逆だと思っていて、「このような問題ができるからこそ、頭が良くなっている」という感覚を持ちます。むしろ、このようなことにも関心を持てるということ自体が大事なのです。

 東京の子はやはり生物系に興味がもちにくい傾向がありますね。親御さんも興味がないからでしょうか。逆にそこが狙われるわけですね。

 このようなことは、とにかく「を突っ込む」ことが大事だと思います。虫をとってみるのです。植物を眺めて、図鑑でしらべてみるのです。桜が散った後の葉桜が意外にきれいなことに目を向けてみるのです。

 感動がそこにはあります。その積み重ねが、すごい脳を創っていくのでしょう。開成(やそれに準ずる名門校)にいきたければ、そちらの方が近道です。もちろん、小学生だけではなく、すべての受験生にあてはまるでしょう。もしかしたら、大人も?

 最近、落語の寄席に初めて行って、感動した僕でした。好奇心はとどまるところを知りません。死ぬまでアクティブに動きまくるつもりです。
 いつも読んでくださってありがとうございます。
 


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