国語の難しさは2通りあります。1つは文の内容が難解であること。もう一つは、課題文が長いことです。
駒場東邦や女子学院では、長文を素早く読みこなすことが問題になってきます。長文な上に難解、というパターンもあり、大変です。
さて、このような時、
・それでも頭から全部よんで解いていく
・問題文から読んで、本文に飛ぶ
という2通りの方法があり、大学受験の現国ではそれぞれ研究がなされています。僕は昨日の記事とも関連しますが、読書の代わりとして国語長文に触れてほしいので、前者をオススメしています。
ただ、全部を読んでからさて問題、とやっていたのではとてもじゃないですが時間は足りないです。読むのを速め、速読にまで行ってしまうと、他に失うものが出てくるのでやはりオススメはできないです。速読していいのは、くだらない本だけです。
ですので、ある程度文章を先に読み、傍線部までたどり着いたところで、その段落の最後くらいまで読み、ちょっと文の後ろなども見ながら、『バランス感』をもって設問にあたります。空間補充問題や漢字は読みながらで十分できます。
このバランス感、が特に難関校は大事かなと思います。
難関校の国語では、いわゆる答えのヒントになる箇所が、直前直後とは限りません。特に小説ではわかりにくい情景描写や主人公の行動などに隠されていたりして、きわどいものが多いです。それらの多くはちょっと離れた箇所か、何箇所かにわかれて存在するのです。
傍線部までよんで答える場合、そのところまでで答えられるのかどうか、の判断をする必要があります。そこまでの読んだ感じで答えると、間違う場合があります。また、後ろを読みすぎて、その内容に引っ張られてしまうと記号問題で引っかかったりします。ここのバランス感が、勝負どころなのです。
僕の場合は、ある程度読みながら、設問にあたり、そこまでの内容で解けそうなら即解いて、ちょっと違和感があったらそのことは『頭の片隅に置いといて』読み進めます。読むのはそこまで速い方ではありませんが、とりあえずギリギリ毎回時間内に終わるようにペース配分していました。
抜き出しなどで時間が掛かり過ぎるな、と思った場合はさっさと飛ばし、これも『頭の片隅に置いといて』、いい場所があったら「これだ!」と閃けるようにしておきます。
このように、神経を同時並行で使っていくのです。感覚としては面白いので、チャレンジしてみても良いと思います。
ですがまあ、集中仕切らないといけないので、最初は試験時間いっぱいでへとへとになります。やはり体力も必要です。
この夏は、体力を落とさないような工夫も受験学年の方はあったほうが良いでしょう。結局はそのへんが勝負どころなのです。
いつも読んでくださってありがとうございます。
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