これに似たようなことをある子に言ったことがあります。でもその子にばっさり、「じゃあ、私はカラフルなノートで伸びていってやる」と言われてしまいました。うーむ、すごい発想だ。
そうなのです。カラフルなノートにしたい子(とくに女子に多いですが)というのは、そのカラフルにしたい段階で、自分なりに勉強を楽しんでいるのです。ですので、それを無理くり単色とかにすると、ほんとに潤いのねー勉強だぜー、となってしまうことが前から気になってはいたのです。
遊びとちゃうんやで、的な感じでその手の行為をばっさり否定される先生もいらっしゃいますが、僕は基本的に、ノートをデコったり派手にしたり、というのは大いに賛成な人間なのです。ただ、それじゃ伸びねーなというのは僕も感じます。
効率ということを考えるとやはりノートは2色、使っても3色までで、かつ印象を強めるようにしているのがよいです。じゃないと塾や進学校の授業などではついていけないですから。
ただ。そのセコい効率主義の果てに、今のような問題だらけの社会があるのだとすれば、ちょっと待ったコール! です。学歴社会で勝ってきた人間というのは大なり小なり効率主義であるはずなのですから。そこに原因あんじゃねえのー? とは思いませんか?
これが、お花畑o(〃^▽^〃)oのような頭の子がそのままカラフルに楽しみながら素敵なノートをとり、人の上に立てれば素敵な社会になりそうです。ですので、なんとなくその子に関しては、置いとこうと思ってしまったのです。
「ノート単色? セコいセコい才能なさすぎやろ。わしゃ10色使って楽しいノートで東大までいったわい」、という人が生まれてもそろそろいい時代なのかもしれません。
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