さて、高校生の子たちと話していると、やはり進路の話になるもの。大学はやはり大事なポイントです。
この大学選び、というのはもちろん大事なのですが、「決め手」が非常にあいまいなので相談されても困ってしまいます。
中学受験の場合は、いろんな学校に見学に行き、そこの先生や生徒をしっかりと見定めてから、ここにしよう、というのがあります。
でも、大学選びの場合は、はっきりいって「ネームバリュー」「伝統。(OBの多さ)」「イメージ」これが非常に大きくなっています。いや、ぶっちゃけ、日本の場合、これだけな気もします。
先日、テレビで「秋田国際教養大学」というのがとりあげられ、そこでは学内ではすべて英語。ディスカッションを重んじ、語学留学1年が必修。課題も多く大変だ、というのがありました。ただ、ここの生徒さんは非常によく育ち、自分で考え行動できるようになり、英語も話せる(しかもディスカッションレベルで)。しかも秋田県の公立なのでまあ安い。
そんなもんで、各企業からはここの生徒さんは引っ張りだこだ、というのがありました。なんとこの時代に就職率100%な上、有名企業ばかり。学長さんが、志ある人でいいなぁと思いました。
これを見てると、他の日本の大学では、やってることは似たり寄ったり。特に文系はそうです。企業側もそれはよくわかっていて、こっそりとこういう大学から将来の幹部候補を青田買いするようです。
そうなんです。日本の大学はイメージでもう大体が決まってしまっていて、偏差値なんかもそれによって決まるので、大学側も努力幅が少ないのです。秋田のように思い切ったことをしないと、そのうち企業からもそっぽを向かれてしまう気がします。
いや、ほんと。文系の学生さんには悪いのですが、「大学でなにやってんの?」ってな方が多すぎます。文系は英語か中国語ができないと、話にならない時代がもう来ています。
とある有名コンサルティング会社の友人(年収2000万というウワサ……)にきいたところ、その企業では大学は東大か京大からしかとらないようです。いまさら学歴主義かこらー、と思って「なんで?」と聞きますと、
「いやだって、他の大学のやつ、数学も語学もできひんやん」
……。そういう時代です。高収入の条件が見えましたね。
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