学力のある子は思いやりもあるのか | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 こないだ茂木健一郎さんの本を読んでいました。茂木さんは公立中学→学芸大附→東大という輝かしい経歴の持ち主です。てんびん座てんびん座です。

 僕と同じ要素を常々感じていて、勝手ながら親しみがわいてます。自分の心の中では「茂木ちゃん」または「ぎーもーちゃん」とお呼びします(笑)テレビでも結構でていらっしゃるみたいですね。

 大学時代にアルバイトで塾講師なんかをしてたことがあるそうで、なかなか教育に関しては絶妙なことをいいます。それが「脳科学」に基づいている、と言われてしまえば「ははーっ!」とひれ伏さざるを得ません。

 彼の進める勉強法は「タイムプレッシャー」「起きたらバッと集中する」など、なかなか本質をついたものばかり。それができれば確かに伸びるでしょうが、なかなか実行するのは難しく思います。なぜならそれができる子はすでに成績上位の子が多いからです。

 「なにをやっても出来る子」というのが青春時代にはいたと思いますが、茂木さんの勉強方法がそのままできる子というのはそういう子が多いと思います。僕が教えるような子にはもうひと工夫必要かなと思います。

 さて、そんな茂木さんの言ってることの中で、「その通り!」と一番感動したことがあります。それは「知識や経験を積む中で思いやりもはぐくまれる」というものです。

 思いやりのある方、というのは絶対に「知識や経験がある」、つまりある程度の学力がある、という説です。他人の気持ちを推測し、相手が何をしたいかを想像する、というのは自分にもそういう経験がないとできません。相手を知るにはそれ相応の知識と経験があったほうがいい、ということです。ゆとり教育の矛盾点もここにあるのだと。きちんとした学力がないと想いやる心も育たないというのはなかなか素晴らしい視点だなと思います。

 それは一理あるな、と思いました。

 東大生なんて薄情者が多いと思われるかもしれませんが、意外といい人もいます。僕の東大生を見てきた見解では「2つにわかれる」と思います。

 どんなふうにかというと……それはまた、今度にしましょう。

 あ、長くなったので今日はこの辺で。いつも読んでくださってありがとうございます。


 
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