お受験と脳力開発 | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

脳力トレーニングという言葉があります。茂木さんとかが有名ですね。ずいぶん前にDSなどでさかんに宣伝されていましたね。昨日、知り合いの方と話していてそういうことに興味を持ちました。

 僕の生徒で国語本がまったくできない子がいました。かに座かに座で、自分の世界はもっているのですが、それがただのこだわりのようになってしまい、国語の得点力に結びつかないという状態でした。お母さまが非常に教育熱心な方で、何度も面談をして、あれやこれやと手をつくしていました。

 最近、この子が変わって気ました。最後の首都圏模試ではなんと苦手の国語が偏差値50近く(前回まで30くらい)あるではありませんか。ずびょーーんΣ(゚д゚;)
 なぜ。そんなに急にあがったのか?

 このお母様は僕の担当の算数以外をやめ、国語はとある国語指導で有名な私塾で。あとは家庭教師でという方法に11月くらいからすぱぁっと、変えてしまったのです。うちの国語担当は「あげれるもんならあげてみろぃ」みたいな感じでしたが、完全に鼻をぽきっと折られました(笑)

 何をしていたのか、というと、主に音読訓練だそうです。確かに、この子は算数でも問題文を読ますと、めちゃ下手(゚_゚i)、でした。また、よんでる途中であれやこれやと集中力が散ってしまい、全然内容が入っていきません。おまけにかに座らしく守りに入ってしまって、自分の考えに固執しようとします。

 その音読訓練などは9月から始め、12月くらいになると、その子のふるまいに変化が現れ始めました。問題に集中できるようになったのです。最後の首都圏模試では、その反動か全教科あがっていました。

 ああ、脳力が開発されたんだな、と。確かに座って勉強しているだけでは効率が悪いのかもしれません。これからはその辺も要研究だなぁと思いました。

 あ、長くなったので今日はこの辺で。いつも読んでくださってありがとう御座います。

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