V6が解散して、1ヶ月がすぎました。

後日といっていたV6の思い出、今年中にあげておきたいと思います。

 

 

さて、さっそくわたしがV6のファンになったのは…という書き出しで進めていきたいところですが、わたしはいきなりV6のファンになったわけではありません。

一番初めは『岡田くんファン』というところからのスタートでした。

 

わたしと岡田くんの出会いは、わたしが中学2年生になったばかりのころ。

そのころに友達になった子がV6ファン(剛くん担)で、「V6って知ってる?」って聞かれたのがそもそもの始まりです。

 

V6というグループのことは知っていましたし、みんな見てるからという理由で「学校へ行こう!」は毎週見ていました。が、当時のわたしはV6自体はあまり好きではなく(笑)。

 

歌番組で、上半身裸でジャケットとか着て歌ってたのがなんかいまいち受け入れられず、あくまで「学校へ行こう!」で見るだけの人たち、という感じでした。

 

なので、友達から「CDとか貸すよ!」って言われても、う~んって曖昧な返事をしてやり過ごしていたのですが、ある日友達がいつになくハイテンションで話し始めました。

 

「昨日のドラマ見た?!」

 

え、何のドラマ?と思って話を聞いてみると、岡田くんが出ていたドラマで、その岡田くんがカッコよかったとのこと。「岡田くん担当になるかも~」って言いながら、楽しそうに話してくれました。

 

へ~そうなんだ~見てないな~って相槌を打っていると、「どうしても見てもらいたいから、ビデオ(時代を感じる)持ってくるね!」と友達。かなりの熱量だったので、見ないからいいとは言えず、後日本当に持ってきてくれたので、とりあえず借りて帰ることにしました。

 

しばらく借りて、見ないで返そうかな?とも思いましたが、絶対感想聞かれるし、感想聞かれたら誤魔化せる自信がなかったし、せっかく持ってきてくれたし…ということで、意を決して見ることに……

 

2夜連続(だったかな?)のドラマなので、トータル4時間くらいあったと思うのですが、スタートしてからずっとふ~んと思いながら見進めていました。ストーリーはつまらないって感じではなかったので、そのまま最後まで見終わろうとしていたのですが…

 

その時は突然やってきました。

 

最後の最後、メイン登場人物の男性が警察に逮捕され、パトカーで連行されていくのを見守る学生たち(大学かなんかが舞台のお話だった)。

 

その男性とかなり強い絆を築いていた学生たちはみんなつらそうな表情を浮かべていて、一人の女の子が隣に立っていた男の子の肩に顔をうずめて泣き出し、その男の子はその子をそっと抱きしめながら、連行されていく男性の姿を見つめる―――

 

って、な、な、なんだこのカッコイイ人はーーー!

 

その男の子こそ、V6の岡田くんでした。

 

てか、ドラマの冒頭から岡田くんはずっと出演していて、もちろん岡田くんのことは認識しながら見ていたのですが、その最後のシーンまで特に何の感情も沸いていませんでした。本当に、いち出演者くらいの感じ。

 

ですが、なぜかそのシーンの岡田くんが急激にカッコよく見えて、そこからそのシーンを何度も見返しました。はっきり覚えてないですが、なんならドラマももう一回見返したような気がする。

 

そして、友達にビデオを返すときには岡田くんカッコよかった!わたしもファンになりそう!って言って、それまでは借りるのをためらっていたCDもたくさん借りて、いつの間にか大好きになっていました。(ちなみにそのドラマは『反乱のボヤージュ』というドラマです)

 

ただし、あくまでも『岡田くん』のファンでした。

歌番組にV6が出るときも岡田くんが出るって言ってたし、今となってはなんでこんなに他のメンバーに興味がなかったのかわからないですが、しばらくはずっと岡田くんだけが好きでした。

 

大学生になってもまだ岡田くんファンだったわたしは、『V6 SUMMER LIVE 2006 グッデイ!!』で初ライブデビューを果たしました。両親はわたしが岡田くんファンになった時、そのことについては特に何も言わなかったのですが、「ライブ行ったりCDとかグッズ買ったりするなら、自分で稼いだお金で!」という考えでしたので、中学・高校のときはライブに行ったことがありませんでした。CDレンタルするときにお金出してもらったり、誕生日プレゼントとしてDVD買ってもらったりとかはありましたが、基本的に自分でお金を稼げるようになってから楽しみなさいっていう主義。当時はライブ行かせてほしいな~と思ったこともありましたが、今考えると両親のお金でいろいろ買ってもらわなくてよかったなって思います。そのおかげで、今の推し活(他にも洋服買ったりとか)に好きにお金使っても、「わたしが稼いだお金だから」って言うことができます。限度はありますが。

 

初ライブですが、ライブ自体が初めてだったこともあって勝手が分からず、一度会場に入っても再入場可能と思ってたので、グッズも何も買わずに入場してしまい、その後再入場不可ということを知り、ペンライトも何もないままの参加となりました。グッズは終わった後に無事買えました。ツアーロゴが可愛くてビニールのショッパーバッグを買ったのですが、V6 grooveの福岡公演にも持参しました!席は確かマリンメッセのスタンドAの最後列だったような気がするんですが、それでも初めて生で岡田くんを見ることが出来て、とても嬉しかったです。岡田くんってちゃんとこの世に存在してたんだなと思いました。ただし、他のメンバーのことは全然覚えていません!笑

 

そんなわたしが『V6』ファンになったのは、翌年のライブツアー『V6 LIVE TOUR 2007 Voyager-僕と僕らのあしたへ-』です。この時が確か初めてのファンクラブでのチケット申し込みだったと思うのですが、席がアリーナで、花道の近くだった記憶です。で、岡田くんはもちろんカッコよかったのですが、間近で見たメンバーたちが本当に全員キラキラで!今まで岡田くんしか見てなかったけど、他のメンバーもみんなカッコいいやん!ということに気付き、そこから『V6』ファンを名乗るようになりました。

 

その後社会人になってもまだまだV6熱は冷めず、ライブで遠征もするようになり、さらに楽しみが増えました。CDもライブDVDも毎回初回盤と通常盤を全買いしてたし、雑誌もせっせと買っていて、我ながら熱心に応援してたなと思います。ライブだけではなく、メンバーの舞台もいくつか見に行きました。このころには、わたしにV6(岡田くん)の存在を教えてくれた友達はジャニーズの別のグループのファンになっていましたが、わたしはずっとV6一筋でした。ジャニーズファンというより、V6ファン。好きになったグループの所属事務所がたまたまジャニーズだったって感じです。

 

それからさらに時が経ち、V6一筋だったわたしにも変化があり、次第にV6を応援する時間は少なくなっていましたが、ファンクラブはずっと継続していたし、回数は少なくてもライブがある時は必ず行こうと思っていました。

 

そんな時にやってきた、V6解散のお知らせ。

【V6】ファンの皆さまへお知らせ | わたしのひとりごと (ameblo.jp)

 

お知らせを聞いた直後に書いたことがそのときの感情ですが、解散が近づいてきて、いろんな歌番組でV6を見て、最後のライブでメンバーみんなの姿を目の前で見て、そして11月1日のラストライブを見て、やっぱり解散してほしくないなと思いました。

 

まだまだ6人で一緒に活動している姿が見たかったし、なにより「V6」という存在がなくなることがとても寂しかったです。

 

これは別のグループの人が言っていたことですが、わたしがとてもいいなと思った言葉があります。

 

「墜落は怖いけど、着陸は怖くない」

 

今たくさんのファンがいて、そのファンから大きな愛をもらっているけど、いつまで同じように愛されるかわからないし、いつ今と同じ規模(スタジアムでライブしたり、ワールドツアーしたり)で活動を続けることができなくなるかわからない。そのことを考えると不安になることもあるけど、それが予期せぬ時に突然落ちるのではなく、自分たちのペースでだんだんと高度を下げていって、いつかきちんとした形で終わらせることができればいい、というような意味です。

 

わたしはこの言葉を聞いた時、絶対に着陸までこの人たちのファンでいようと思ったのですが、V6にとって、今のこのタイミングでの解散は墜落ではなくて着陸だったんだろうと思います。

 

突然解散してしまうグループもいる中、ファンに向けてメンバー全員で解散報告をして、全国ツアーをまわって、解散の日にメンバーとファンが一緒にいられたということはなかなかレアだと思うし、最後の最後まで、V6はわたしの大好きなV6のままでいてくれました。公式サイトに「勤続26年の男」って書いてあったときはちょっと笑ってしまいましたが、26年間誰も欠けなかったって本当にすごいと思います。さすがV6。

 

そして、解散の瞬間を目の当たりにして、わたしはV6のファンになって本当に良かったと感じました。V6のファンになれて、幸せでした。

 

V6のファンにならなかったら、ライブに行く楽しさも知らなかったし、メイクにもファッションにも興味持たなかったし、なにかに一生懸命になることもなかったし、自分で飛行機とか宿泊の手配もできないままだったし、K-POPも好きになってなかったです。

 

本当に、V6はわたしの生活を豊かにしてくれました。

これからもV6のことをふと思い出しては、その度に「こんな変なこと言ってたよね」って思い出し笑いすると思います。

 

いつか、南葛西にあるなぎさ公園まで、「ブイロクの木」を見に行けたらいいな。

 

それでは、これにて終了します。

 

V6ありがとう!