久しぶりの更新です。
今日のテーマは、リスニングの解答が背景知識で出来てしまうというお話です。
今年の5月の公開テストで、音声が流れる途中で解答を確信し、集中して聴くことをやめた問題がいくつかありました。
試験の途中ながら、「TOEICは総合力だ」という感覚を強くしました。
総合力。そうです。単に単語を知っているとか、聞き取りが良くできるとか、だけでなく、ビジネス体験に裏付けられた背景知識とか、集中力とか、キーワードを効率よく拾うことの出来る慣れ、だとかいくつかの要素のトータルのスキルが大事だと思うのです。
5月の試験で覚えているのは、
銀行の窓口の場面でした。
融資の相談だということが理解できた瞬間、次は多分、銀行職員から申込書を書く案内があるはずだと流れを予測しました。
実務経験で、ちょとだけ融資に絡んだことがあって、窓口対応の流れが予測できたのです。
選択肢を見ると、まさにそれらしいものが。
その瞬間、途中ながら聴くのをやめました。正確には軽く確認しながら聞き流しました。
キーワードを拾い、場面がありありと思い浮かべられたら、どんな問題でも正答率が飛躍的に伸びます。
英語を勉強するのとあわせて、背景知識をいかに吸収するか。
このノウハウは確立されていない気がします。
もちろん英語の知識も、日本語の背景知識を生かせるレベルになっていることが前提ですが。
「日本語だけで勉強するTOEICの背景知識」なんて書籍を書いたら、売れますかね?
それでは失礼します。