サクラの中学入試が終わって、10日ほどが過ぎました。
多くのかたが中学受験について総括していますが、
私も少しだけ反省めいたものを書いてみます。
中学受験は、ひとことで言うと、
過酷
ですね。
これまでにも何度か書きましたが、
サクラは大手塾に5年生の7月から入塾したものの集団授業についていけずに
(母親である私のメンタルもついていけず)、
半年後の翌年1月末で退塾、
それからは塾なし・家庭学習で、英語、算数、国語の3教科を勉強して受験に臨みました。
結果は、幸いにも第一志望校に合格することができました。
おそらく、傍目にはいわゆる「ゆる受験」というかんじなのかな、と想像しますが、
やはりそれなりにきつかったです。
主に私がつきっきりで勉強を見ていたのですが、
時々いや、かなり度々、サクラに対しひどい暴言を吐いてしまいました。
塾を逃げるようにやめて、自己肯定感が下がっていたであろうサクラに、
さらに追い打ちをかけて自信を失わせてしまったのではないかと、
後悔先に立たずですが、反省しています。
救いは、夫と息子ハチの存在ですね。
夫はもともと「中学受験なんかしなくていい」というスタンス。
息子も自分の卒業した近所の公立中学校が大好きで、地元の友達とも仲が良い。
私がちょっと熱が入りすぎてしまうと、
でっかい二人の男たちが黙っちゃいなかったのです。
夫 「こまたろう、いいかげんにせいや」
ハチ 「母ちゃん、マジでウザキモ!! 頭おかしいんじゃね? 医学部9浪事件じゃないんだから、マジでやめれって」
で、はっと我にかえる私、みたいなシーンが何度もありました。
夫と息子に感謝するとともに、
サクラには謝っても謝りきれないです。
受験が終わってからは、
映画や録画した大河ドラマを見たり、
週末に観劇に出かけたり、
バレンタイン用に一緒にブラウニーを作ったり。
今日は先ほど、学校から帰宅してランドセルを置いたらすぐに、友達と公園で遊ぶと言って元気に出かけて行きました。
こんな日々を過ごしながら、実年齢よりもずっとずっと幼いサクラに
(国語の問題を解いていて、「できた!」というので見てみると、
課題文の出典「茂木健一郎『あるとき脳は羽ばたく』」というタイトルから、
羽の生えた脳みそが空の雲の上を飛んでいるイラストを15分かけて描いていただけで、
設問は全く解いていない、ということもありました)、
この1年半の日々は、やはり相当にきつかったのだろうと思うし、
ほんとうにこれがよかったのかどうかは、私には今の時点ではわかりません。
ただ、娘本人が、日々コツコツと努力を継続して達成した結果であることは間違いなく、
自信をもってこれからの中学校生活をスタートしてほしいと願っています。