【JJC通信】女子会倶楽部 源 直美 | 充実人生クラブ・レポート

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こんにちは。 


桜の季節が終わり、ハナミズキを 
よく見かけるようになりました。 


みなさま、いかがお過ごしですか? 


花粉もだいぶんおさまって、 
過ごしやすい季節になってきました。 


本格的な夏に備えて、今後は熱中症などの 
暑さ対策も進めていかなくてはなりませんが、 
備えあれば!で、先取りして準備をしていきましょう! 


ところで、私はNoteというプラットフォームを使って、 
日本文化に関する短い記事を日英で発信しております。 


このたびご提案をいただき、そのブログ記事を 
JJC通信でもご紹介させていただくことになりました。 


インバウンドで外国人観光客が爆増する中、 
知っているようで知られていないような 
日本文化の側面を、少しでもシェアさせて 
いただけますとうれしい限りですので、 
どうぞよろしくお願いいたします。 


第1回目としてご紹介したいのは 
【天ぷら】
 

天ぷらは、外国人観光客の「食べたい和食」として、 
人気の高い料理です。 


天ぷら専門店で、目の前で揚げてもらった天ぷらを、 
サクサクの衣を味わいながらいただくのは、 
至福のひと時ですよね。 


また、家庭料理として、日本に暮らしている 
外国人にとっても、天ぷらはお気に入りのようです。 


野菜をふんだんに摂ることができ、 
非常にヘルシーで、作り方も簡単だというのが 
その理由だとか。 


一方、日本人にとって、天ぷらは、 
「作るのがめんどうくさい」「油でキッチンが汚れる」 
「カロリーが高い」「わざわざ作らなくても、 
食べに行ったり、惣菜として買うほうが 
お手軽で美味しい」などといった理由で、 
家庭では思ったほど作られていない料理の一つです。 


最近では、「揚げ焼き」にするなど、 
油をそれほど使わない「天ぷら」の人気が、 
家庭料理として高まってきています。 


天ぷらのルーツは、安土・桃山時代に、 
ポルトガル人から長崎に伝えられた 
衣揚げとされています。 


当時は「長崎天ぷら」と呼ばれていました。 


現代の天ぷらは、小麦粉、水、卵などを混ぜた 
揚げ衣を使いますが、その当時の衣は水を使わず、 
小麦粉、卵、酒、砂糖、塩を混ぜたものでした。 


水を使わないと、衣がどうしても厚くなってしまい、 
サクサクとした感じではなかったようです。 


天ぷらの英語ポップはこちら 

Tempura was introduced to Japan from Portugal 
during the Azuchi-Momoyama period. 


In the mid-16th century, Portuguese traders 
landed on Tanegashima, and in 1550, 
they arrived in Hirado. That led to 
the development of Nagasaki as a base 
for Portuguese trade. 


The tempura introduced by the Portuguese 
at that time resembled fritters, 
unlike the modern tempura, water was not 
added to the batter. 


They were called "Nagasaki tempura." 


It wasn't until the Edo period that 
the practice of using batter made of 
wheat flour, water, and eggs became common. 


These were called "Edo tempura" and became 
extremely popular among people. 


Today, health-conscious individuals 
have developed "baked tempura", 
which provides a crispy texture without 
using much oil. 


Tempura is gaining popularity both 
domestically and internationally as 
a healthy Japanese cuisine. 


日本語訳 

天ぷらは、安土・桃山時代に、ポルトガル人から 
長崎に伝わりました。 


16世紀半ばにポルトガル人が種子島に上陸し、 
1550年には平戸に来航したことで、 
長崎はポルトガル貿易の拠点として発展しました。 


ポルトガル人が伝えた当時の天ぷらは、 
衣に水を使わないフリッター風で、 
「長崎天ぷら」と呼ばれました。 


現代のように、小麦粉、水、卵などを混ぜた 
揚げ衣を使うようになったのは、 
江戸時代に入ってからです。 


それらは「江戸天ぷら」と呼ばれ、 
大きな人気を博しました。 


そして、健康に気を使う現代人は、 
油をあまり使わなくてもサクサク感の味わえる 
「焼き天ぷら」を編み出します。 


天ぷらは、ヘルシーな和食として、 
ますます内外の人気を集めています。 


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。 



JJC女子会倶楽部 
源 直美

Naomina1228@gmail.com