私が初めて。
【ドッグビヘイビアリスト】という言葉を知ったのは。
まだ、この国で。
それを名乗る人が数人しか居なかった頃。
その方達の動画を観、言葉を聞いていると。
確かに。
それまでにない新しいトレーニングだと。
思わず胸を弾ませたのを覚えています。
この記事にも書かれている通り。
少なくとも当時は。
「信頼できる犬のスペシャリスト」だと。
私も思っていました。
そして。
それは今でも変わらないと思っていたのに。
有資格者が増えるにつれ。
"そうではない"輩も多くなってきているとのこと。
本当に残念でなりません。
何年か前。
資格を持たれ。
活動されている方のトレーニングに。
実際に何度か触れる機会がありました。
その方のトレーニングは。
私が憧れた、まさにそれで。
この記事に書かれているような。
宗教まがいの発言も無く。
虐待にもなり得る体罰も、勿論ありませんでした。
本当に。
それぞれの犬に合わせた。
犬の心理や行動の基礎に忠実に。
犬の本能までをもうまく取り入れて。
何より。
"犬達に苦痛の無いよう"
"犬の為になるよう"
犬達に真摯に向き合うトレーニングをされていました。
その方は。
若い時分から海外で学ばれ。
間違いの無い知識と意識と経験を持った。
【ドッグビヘイビアリスト】と名乗るに相応しい方でした。
今の、この国において。
一部の心無い飼い主を除けば。
犬は大切な家族の一員です。
しかしながら。
幼い頃の社会化不足や適切な躾を怠ったばかりに。
自分達では、どうしようもない状態に愛犬がなってしまった時。
多くの場合。
【ドッグトレーナー】や。
【ドッグビヘイビアリスト】
といった専門家を信頼し、託します。
大切な家族である愛犬との暮らしを守るために、決して安くないお金を払ってでも。
それなのに。
この記事に書かれているような。
肩書だけが独り歩きしているような人に出会ってしまったら…。
希望を断たれ。
継続的な飼育を諦めてしまうかもしれず。
そうなれば。
犬達や。
その家族の幸せまでをも壊しかねないことであり、責任は重大であると思います。
肩書きだけで満足している人間には。
犬も人間も救うことなど出来ないのです。
私自身。
将来的に資格を少なからず活かして。
動物達に寄り添った仕事をしようと考えており。
"そうなっては、ならない"という。
反面教師の意味も込めて。
今回、取り上げさせて頂きました。