『上げ馬神事』

そして。

先日の広島サミットを機に。

 

『宮島の鹿』についても。

多くの呟きや投稿がありました。

 

 

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9年前。
動物愛護を志した当初から。
 
浅からず。
私自身も関わってきました。
 
米田さま宛に何度かラビットフードやチモシーを送り。
その度に。
温かい御言葉の詰まった、お手紙と。
可愛らしい鹿達の写真を御礼にと頂きました。
時々は宮島土産なども同封されていました。
 
 
そこに在るのは。
鹿達を心から思う、優しい心でした。
 
 
しかしながら。

当時から。
そんな優しさを踏みにじるアンチの存在も有り。
私自身も、Twitterなどで心無い攻撃をうけました。
 
そのことに疲れ。
何が正しいのかわからなくなった私は。
実際に現地へ行き、この目で確かめることにしました。
 
 
そこで私が目にしたのは。
 
栄養が足りない為に毛並みも悪く。
腰骨が浮き出るほどに痩せ。
そして。
"食べるべきではない"ものまで口にするほど飢えている。
 
【神の使い】とは程遠い。
多くの哀れな鹿達の姿でした。
 
 
もしアンチ達や行政が言うように。
「餌は豊富に有るのだから、人が与える必要はない」
というのなら。
 
どうして。
あれほどまでに痩せているのでしょう?
 
 
そして、もし。
「野生なのだから餌を与えるな」というのなら。
 
どうして。
こんなにも人間に慣れているのでしょうか?
 
それは元々。
人間が関わり、人間にご飯をもらうことを。
覚えているからでは、ないでしょうか?
 
言うなれば。
家でご飯をあげていた犬や猫を、ある日突然。
"今日から野生の生き物だから、自分で餌をみつけてね"
と手放すようなもの。
 
ある日突然見限られた鹿達が。
ろくに食べる草木の無い土地で生きていけると思ったのでしょうか?
 
 
現に。
鹿達への給餌を止める際。
愛護の人々に対し、行政は。
鹿達の餌となる芝を植えるとした約束は。
そもそも。
餌となる草木が少ないことをわかった上で行ったということ。
 
挙句。
その約束は。
15年経った今も果たされていません。
 
 
いつかまた。
鹿達が飢えることなく暮らせる日がくると信じ。
ご自身の病体を省みることなく。
毎週末、鹿達にご飯を届けている、米田さまご夫妻。
 
その愛は、計り知れません。
 
 
何故。
動物達を想う優しい人々ばかりが。
辛い想いをしなくては、ならないのでしょうか?
 
米田さまの心中を思う時。
とても口惜しく、やるせない気持ちになります。
 
 
世界遺産となり。
より多くの観光客が訪れるようになった、宮島。
 
しかし、その裏側では。
利用され、見捨てられた多くの鹿達がいるのです。
 
 
どうか、そのことを。
一人でも多くの方に知って頂きたいと思っています。