この記事のタイトルを見た時に。

自分の中で。
ずっと抱えていたものが。

報われたような気持ちになった。



私は恐らく。

他の人達よりは、少しばかり多く。
動物達の死に立ち会ってきた。


ペットショップに勤めていた時。
動物ボランティアに通っていた時。

少なくない数の動物達を見送ってきた。


ペットショップでは。

母犬(猫)から引き離され。
寂しい想いをしたまま。
僅か数ヶ月で亡くなった仔も居る。


動物ボランティアでは。

新しい家族に出会えることなく。
誰にも看取られずに亡くなった仔も居る。


その度に私は。
悔しさと申し訳なさ。
何より。
大なり小なり。
確かに有る、その仔との思い出に。
涙を流してきた。

そして。
誰かに深く愛してはもらえなかったかもしれないけど。

あなたとの別れを悲しむ人間が居るよって。
あなたとの別れをちゃんと忘れないよって。

だから。
あなたは不幸なんかじゃないんだよ。
私は。
あなたを愛していたからねって。





あと。
これは私だけではないかもしれないけれど。

以前に比べれば減ったとはいえ。
道路で轢かれ、亡くなっている動物達。


通勤途中であったり。
大きな道路であれば。
停まることは難しく。
ただ申し訳なく通り過ぎるしかない。

その仔達に対しても。
可能な限り。
想いを遺し、寄せてきた。



抗えるものなら抗う。
救えるものなら救う。

でも。
それが叶わないのなら。

せめて命が尽きる(た)時に。
その命に寄り添える自分で在りたいと思う。



この記事に有るように。
どんなに寂しい想いをしても。
どんなに苦しい想いをしても。

旅立つ時に。
想ってくれる誰かが居たのなら。

何より。
幸せなことだと思うから。



そして。
家族である愛犬や愛猫に対しては。

彼らと過ごすことで与えられた。
数えきれない幸せな時間への。
最後に出来る精一杯のお返しとして。

心からの感謝と共に看取る。


それが。

その仔にとって。
揺るがない"生きてきた証"になる筈だから。