「舟を編む」の小説もアニメも映画も観たことが無いが先日4/21で10編続いたドラマは実に面白かった。

言葉を辞書にするために新しい言葉は勿論、古い言葉や知らなかった言葉を辞書に編纂していくドラマだが、まるで哲学論争のような展開だった。

馬締光也役の野田洋次郎と岸辺みどり役の 池田エライザのやり取りは面白かった。

主演女優の演技次第で面白くもなり観たくもなくなるが池田エライザの演技は観ているこちらが引き込まれていく。

2010年に放送されたドラマ「火の魚」の尾野真千子のようだった。

尾野真千子もその後の朝ドラ「カーネーション」で実在の女性とは全く似ていないが自分の役として演じきった。

映画でもドラマでもキャスティングで決まる。

どんなに脚本が良くてもキャスティングを間違えると面白くもなんともないものになってしまう。

その例が「らんまん」だ。

槇野万太郎の妻を浜辺美波が演じたが、竹雄の妻を演じた佐久間由衣と替えれば全く違う厚みのあるドラマになっていたはずだ。

佐久間由衣は正妻で、浜辺美波はお妾さんというイメージであり、これはミスキャストだった。

今後の池田エライザの出演するドラマや映画に期待しよう。