朝日新聞2月12日付けの読者投稿欄「声」に考えさせられる投稿が載っていましたので紹介します。

スエーデンから来られた25歳の語学研修生からの投稿です。

「税金安いけど うらやまない」

日本の5%の消費税も、給料から差し引かれる税金も、私の母国スエーデンに比べてそんなに高くない。

日本に来た時、うらやましく思った。

しかししばらくして、これはあまりよくないことだと気がついた。

税金を払ったのに、本当に困った時に政府から何もしてもらえないのだ。

例えば失業した時、お金が全然ない時、病気になってもお金を持っていない人は病院にも行けない。

その上に、幼稚園から大学までこどもの教育費を支払わなくてはならない。

特に高校、大学は大きい。

奇妙なことではないだろうか。

教育のために巨額のお金を払うとは。

日本の人口が減ってきているのは、この問題が大きな理由だろう。

子供が二人以上いたら、自分たちの生計が立てられなくなるからだと思う。

つまり人口が減るのは社会システムに問題があるからだ。

スエーデンのように税金は高くても学費や医療費など、生きるために必要なものを無料にすべきだ。

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この投稿を読んで、さまざまな社会システムの矛盾があるのだが「固定概念」から脱皮できないでいた。

高校や大学に行くには「金がかかる」、病院に行くには「3割負担は当たり前」。
この当たり前という考えが50年以上も続いていると人間でも「ガマの釜茹で」になるようです。

「ガマの釜茹で」とはアメリカの逸話だそうですが、

ガマガエルを初めは20度ほどの水を入れた釜の中に入れ、毎日1度づつ水の温度を上げていくと、
ガマガエルは気持ちよく水に浸かっている。
なにも気がつかず最後は釜茹でになって死んでしまう。という話ですが、

どうも我々も「ガマの釜茹で」状態だったのですが、水温42度くらいのところで、気がついた。

最初は37度ほどだったはずだが、気がついてみたら42度。
「こりゃーまずいんじゃないか?」
「死んじゃうかもしれないよ」と昨年の夏、政権交代を選択したわけです。


社会のシステムを変えるには今までの問題は何だったか?のひとつに、

あの「事業仕分け」で官僚の天下りやそのために巨額の税金を「予算」ということで

垂れ流してきたことが42度のお湯の中で「気がついた」と思うのです。が、違うでしょうか?