私がお教えしている"着物しぐさ美人メソッド"の公報誌『しぐさ美人ニュースレター』の4号には、巻末に6人の全国のしぐさ美人の公認講師が紹介されている。
それを見て、三重にお住まいのI 様が私にメールをくださった。
10月14日の金曜日に梅田から、夜の11時に出発するバスにのること、三重で定時まで仕事をしてそちらに向かうので、夜になるが、なんとかレッスンしてもらえないか、という内容だった。
そして、遠方のため、今後定期的にレッスンを続けるのは無理だということ、それでもどうしても、一度体験レッスンを受けてみたいと正直に気持ちを綴っておられた。
子供が4人いること、着物が好きで、自己流だけど楽しんでいること、こんな勝手な申し出だから、どうぞ遠慮なく断ってほしい、とも。
「よくぞ、勇気を出して声をあげてくださった」
文章からも行間からも、I 様の誠実なお人柄としぐさ美人を習ってみたい!という強い気持ちがものすごく伝わってきた。
ワクワクしながら鶴橋の駅でまっていると、「中松先生、はじめまして!」とても、キュートなお嬢様のようなI 様。
事務所で浴衣に着替えていただき、少しお話をする。
幼くしてお母様をなくされたI 様。
小学校の入学式でお母様が着物をきてらっしゃった写真がずっと心にあり、それが着物に向かう動機になったとのこと。
フルタイムでお仕事をされながら一男三女を育てられる。
お嬢様のうちお一人が、今度は和裁士の道に進まれるとか。
「着物なら娘にも引き継げるし、少しずつ着物も作っているんです。」
郷里に一人おられるお父様のもとにも定期的に帰ってらっしゃるとのこと。
一番したのお子さんはまだ小学生。
「その時のお食事とか、おうちのことは?」
「子供たちがみんなやってくれるので、それは全然心配ないんです」
少し、お国訛りの残る、暖かいI 様のお話を聞いて、I 様の家庭でのはきはきしたでも、暖かい言葉かけ、相手を思いやるお気持ちのあるお子さま達の様子が目に浮かんでくる。
では、レッスンに参りましょう!
深呼吸。
そして、肩甲骨の動かしましょう。
肩甲骨を動かして、背中に天使の羽根を意識します。
それを、羽ばたかせるイメージをして
肩をおとして肩甲骨を寄せて姿勢を美しくすると、
なんてことない普通の人が、
あら素敵!
(上の写真の表情とはちょっと落差ありすぎ。まさか、わたしの意図をよみとられたのであろうか?I 様の優しさもあったかも。(*^^*))
肩をおとして、肩甲骨を寄せると、首が長くなります。
身長150cmほどのI 様、間近にみても、背が高くなったかのような錯覚を覚えます。
I 様、笑ったときに口角が下がる、頷くときにあこで迎えにいく(あごを少し突きだす)癖がおありでした。
口角あげる、顎をひく、を心がけていただくようお話しました。
「私ね、I 様には、人目見たら忘れられない人になっていただきたいの」
「私なりたいです。」
姿勢を、目力、気。
この3つを磨けば叶う。
着物しぐさは、この3つすべてを鍛えられるすぐれものなのだ。
三重から仕事終わりにここまで駆けつける根性があるI 様ならできる!
もともと目力十分だし。
今日一番時間をかけたのが、歩く練習。
汗をかきながら、私の言葉を反芻しながら、ゆっくりと歩を進めるI 様。
途中で動けなくなることも。
それでも、頑張ってこらえながら、一歩一歩踵をあげず、ふんばりました。
次のレッスンの機会がいつあるかわかりませんからしぐさ美人の素敵エッセンスを少しずつ。
ポーズ練習。綺麗です。お気持ちも、のってます(#^.^#)
ビックリしたのが、しぐさ美人のお色気ビーム、"まつげでご挨拶"を、ほんの数分でコツをつかまれたこと!
しっとり艶めいて、はまだ少し練習がいひますが、これにはまいりました。
普段は、「坂本冬美に似てると言われます」とのこと。
でも、私は冬美ちゃんより、ずっとかわいいと思います。
だって、目がとってもきれいなんだもの。
ビューラーちゃんとして、アイライナーいれて、マスカラしたら…
こんなんになるんだもの。
実年齢より、10才以上若く見えてます。
体験レッスンを終えて。
「いかがでしたか?しぐさ美人は」
「すごく楽しかったです。でも、こんな運動量とは。明日、あちこち筋肉痛になるかもです。からだがすごく熱くなってきました」
そうですよね。
普段使わない、からだのあちこちがびっくりしてるかも。
ぜひ、"忘れられない人"になってくださいね。
「定期的には続けられなくても、また大阪に行くときレッスン受けたいです」
ありがとうございます。
8:30から10時まで、I 様特別枠をもうけさせていただきますね。
11時から別地に、向かわれるI 様。
お気をつけて!
またお会いしましょうね!