今日は町内会の総会。
新旧班長の引継ぎを行ってきました。
無事、1年の役目を終えることができました。
この地域は比較的、
高齢者の方々が多い地域だと以前お話したことがあります。
今日、いらしていた新班長の中には
なんと90代という方が
「私は一人暮らしなんですが、次は○○さんの番、
そう言われて、ああ、いいよって、来たんですけどね・・・」
と仰っていました。
お元気で何よりなんですが、
これはこれから進みゆく高齢化の問題を
多大に含んでいますね。
昔は、おじいさんやおばあさんは
子ども世帯と同居をしていたので、
町内会の仕事は娘や息子世代が行えばよかったのですが、
今は一人暮らしのお年寄りが多いため、
ご本人にこの役目が回ってきてしまうのです。
また、うちの裏に10世帯の新築住宅が建ち、
加入のお知らせを1軒ずつ回った時のことですが、
「うちは結構です」
と仰った方がいました。
「町内会なんてものは入って当たり前」
ご近所付き合いなんだから、そんな感覚でいましたが、
若い世代の方々は「結構」と仰るのです。
結構って、新聞の勧誘じゃないってば(笑)
「メリットは?」
他の班では、そんなことを言われた方もいたそうです。
はぁと内心、呆れました。
何かあった時に、支え合うのがご近所。
また、日々気持ちよく、笑顔を交わしたいじゃないですか。
震災の後、ご近所の方々と支え合って生きている様子も
ニュース番組で数多く取り上げらました。
田舎のほうが、そういう心の繋がりは深いとは思いますが、
東京と言えど、大事なことじゃないのかな~
って私は思うんですけどね。
この世代間の感覚の違いは
いったいどこから生まれてしまったんでしょう。
自分さえよかったらいいと、
本当にそんな風に感じているんでしょうか・・・・
これから、もっともっとお年寄りが増えます。
それなのに若い世代が
自分のメリットを追求する生き方をしていたら
どんなことになるんだろう、と危機感を感じます。
ましてや、その世代に育てられる子どもたちに
支え合いとか、助け合い、おたがいさま、のような感覚が
育っていくのでしょうか・・・・
こういう感覚こそ、人間の基盤にあるべきもの。
勉強ができるとか、仕事ができるとか、稼げるとか、
そういうのは、この基盤があってこその
素晴らしさだと思うんですけど。
はてさて。。。