□春きゃべつのお話
マクロビオテックで使う素材の解説です
第14回は 春キャベツ のお話
【 最古の野菜 】
ヨーロッパ原産のキャベツは、
古代ギリシャ、ローマの時代から食べられていた
最古の野菜のひとつ。
野生種は結球しないケールのような葉キャベツで、
栽培の長い歴史の中で現在の丸く結球したものが生まれた。
江戸時代に伝わり、明治以降本格的に栽培されるようになった。
【 春キャベツのミラクルパワー 】
がん予防
胃炎
潰瘍予防
脂肪肝のデトックス
骨粗鬆症予防
免疫力アップ
風邪の予防
美肌効果
がんを予防するために
『日常の食事を設計する』という考え方をもとに、
アメリカ国立がん研究所が発表した『「デザイナーズフード』の中で、
キャベツは2番目に高い評価 を受けた。
これはキャベツに強力ながん抑制物質であるイソチオシアネートや、
調理過程で発生する発がん物質の作用を抑制するペルオキシターゼ
という酵素が含まれていること、
そしてたっぷり含まれているビタミンCも
抗酸化作用を発揮してがんの予防に役立つことによるもの。
また、胃炎や潰瘍の回復に効果があるといわれる
ビタミンU(キャベジンとも呼ばれている)が含まれている。
キャベツの外の葉に多く含まれているビタミンKは
肝臓に余分な脂肪が沈着して起こる脂肪肝を予防する働きや、
肝臓の解毒作用を助けて肝機能をバックアップする働きもある。
このビタミンKは骨粗しょう症の予防にも有効。
夏場のキャベツのビタミンCの含有量はホウレンソウよりも多い
。
このビタミンCはコラーゲンの合成を盛んにするので、
肌に良いだけでなく、血管や粘膜や骨を丈夫にする。
また免疫力を高め、風邪をひきにくくしたり、
進入してくる微生物から身体を守ってくれる。
続きはまたあした・・・