□しょうがのお話
マクロビオテックで使う素材の解説です。
第13回はしょうが のお話
熱帯アジアが原産。
3世紀以前に中国から伝えられて以来、
日本でも薬効の高い食物として人々の暮らしに使われてきた。
古来「はじかみ」と呼ばれていたが、
それは刺激的な辛みのあるものをさす言葉で
しょうが以外にも使われてきた。
しょうがにまつわる行事は多く、
関東、中部地方では八朔(8月1日)を生姜節句といい、
群馬県前橋では媒酌人や稽古事の師匠にもしょうがを送る
風習があった。
【 しょうがのミラクルパワー 】
風邪予防
食欲増進
冷え性改善
解毒作用
強い辛み成分は ジンロゲン と ショウガオール によるもの。
ジンロゲンは血行を促進し、体を温める作用があるので、
風邪のひき始めや冷え性、生理痛に有効。
魚などの臭みを消す消臭効果と
魚に付着している細菌の増殖を抑える抗菌作用がある。
ショウガオールはとくに抗酸化作用が高く、
抗がん性があると言われ、
アメリカ国立がん研究所が定めた 『がん予防が期待できる食品』
にも選ばれている。
胃液の分泌を促進して消化吸収を助け、食欲を増進する。
食欲をそそる香りはジンギベレンやシトロネラールなど。
辛み成分と相まって、香辛料としても幅広く使われている。
続きはまたあした・・・