□あすぱらがすのお話
マクロビオテックで使う素材の解説です
第2回はアスパラガスのお話
今が旬!!!
ヨーロッパではローマ時代(紀元前200年ごろ)にはすでに栽培の
記録があります。
日本に伝わったのは江戸時代です。
アスパラガスは葉や枝が出る前の若芽と茎を食用しますが
一昔前までは観賞用でした。大正時代に本格的に栽培がはじまりました。
和名はおらんだきじかくし、おらんだうど、松葉うど。
主産地は長野、北海道、佐賀です。旬は5月~6月にかけて。
アスパラガスのミラクルパワー
抗酸化作用・疲労回復・うれしい美肌効果
グリーンアスパラガスにはカロテン、ビタミンC、E、Bが多く含まれています。
アスパラガスから発見されたアスパラギン酸が多い。
これは体内でエネルギーの代謝を活発にして疲労回復を早めます。
またたんぱく質の合成も助けるので皮膚の新陳代謝を活発にして
美肌効果や成長を助けたりします。
穂先に含まれるルチンは毛細血管を丈夫にし、
動脈硬化予防に有効的です。
このルチンはビタミンCと一緒に働くとお互いを補い合って
抗酸化作用を強めます。
土をかぶせて遮光して軟白栽培したホワイトアスパラガスは
栄養価よりもやわらかな食感と香りをたのしむ野菜です。
アスパラガスの選び方&保存方法
穂先がピンとして、ふくらみがあり締まっているものがよい。
袴の形が正三角形で茎が淡い緑色で、縦の筋がないもの。
茎の切り口は円形、乾いていないみずみずしいものが新鮮です。
まのびしているものは避けましょう。
ぬらした新聞紙やラップで包み、野菜室に立てて保存します。
一週間を目安に使いましょう。
マクロポイント
アスパラガスは一日の成長がとても速く、まっすぐ上に伸びる
陰性の要素がとてもつよいので、マクロでは常食しませんが、
陽性の体質(固く締まっている)の人が陰性(柔らかく緩まっている)の
エネルギーを体に取り入れバランスをとるのに少々食べるのには良いでしょう。
参考文献・引用・出典
・旬の食材 春・夏の野菜 講談社
・NHKまる得マガジン 築地のプロ直伝 野菜のメキキ
・からだにおいしい野菜の便利帳 坂木利隆 監修 高橋書店
・日本の食材帖 山本謙治 ぼうずコンニャク 監修
主婦と生活社