3月20日 本日のメニュー
1年を通じて、からだや心のバランスを保つために、
マクロビオティックでは季節の変化に合わせて
食材や調理法を変えていきます。冬の間は煮込む、
焼くなどの調理時間も長め、味付けもしっかりと
した料理を多めにします。
春から夏にかけてはその逆に。さっとゆでる
蒸すなど調理時間は短めに。
油は少なめにし、味付けも薄味に
したものを多く取りましょう。
春の食材はやわらかくてみずみずしい、
春キャベツや新たまねぎ。
菜の花やグリーンピースなど旬のものを楽しみましょう。
【お品書き】
●主食…玄米丸麦ご飯
(島根県 藤井さんの無農薬玄米)のおむすび3種
春は麦の季節。適度に取り入れると
肝臓が刺激され、血液がきれいになります。
そして、玄米は炭水化物、タ
ンパク質、脂質、ビタミン、
ミネラルのバランスが理想的です。
主食を玄米などの全粒穀物にすることで、
血液の流れや内臓機能がアップします。
一口30回くらい噛んでみましょう。
消化吸収がよくなります。
噛むことで過食を抑えてダイエット効果にもつながります。
●スープ…菜の花とわかめのみそスープ
*菜の花・わかめ*
発酵食品である<みそ>は
上昇のエネルギーをもっています。
わかめは海藻の中でもより効果的に血液の浄化を助けます。
旬の菜の花のほろ苦さは春には大切。
苦味を少し取ることで体を冬用から春用に転換させてくれます。
●メイン…とうふとグリーンピースのキッシュ
*豆腐・グリーンピース・マッシュルーム・新たまねぎ*
ヘルシーフードとして、世界的に注目を浴びる豆腐です。
豆にはビタミンやミネラルも豊富に含まれていて、
脂肪分が少なくて低カロリー。
植物性たんぱく質は動物性たんぱく質に
比べて消化吸収がいいのですぐれた食材です。
きのこには動物性の脂肪を溶かしだす力があります。
●副菜…蒸し野菜&ごまみそディップ
*スナップエンドウ・かぼちゃ・にんじん・
だいこん・ブロッコリー*
野菜は、1日を通じて上昇する野菜(陰)
=菜の花、丸い野菜(中間)=
かぼちゃ、玉ねぎ、下降する野菜
(陽)=にんじん、だいこんをバランスよくとります。
春は、なかでも上昇と丸い野菜多めが基本です。
ただし、乳製品や精製糖の入ったスィーツ
(極陰)を食べすぎて水太りの人、花粉症、
近視に悩む人は春にもにんじんなどの
根菜をしっかりとりましょう。
●副菜…ひじきとクレソンのサラダ
*ひじき・高野豆腐・人参・大根・玉ねぎ・クレソン*
じっくりと火を入れたひじきは腸を引き締め、
排出を促進してくれます。ただ引き締めるの
ではなくクレソンなどの春に必要な陰性さも取ることで、
陰陽のバランスが整います。
フレッシュな野菜を加えると、
陰性の開放的な力が入り、他人にフレッシュな印象を与えます!
●副菜…れんこんとオレンジのマリネ
*れんこん・清見オレンジ*
春は体に陰を入れて開きたい時
なのでかんきつ類はおすすめです。
フルーツは陰性が強い食物なので、
特に女性と子供には時々必要です。
この陰性さが華やかで若々しい雰囲気と繊細さを与えてくれます。
れんこんは、呼吸器と腸のデトックスを促し強化する強い味方です。
呼吸器や腸が丈夫になると我慢強く、喜びを感じやすくなります。
●…伝統製法のお漬物・たくあん&梅干し
腸内環境を整えます。整腸作用があり抵抗力が高まります。
特に梅干しはご飯の消化吸収を助けるだけでなく
、余分な炭水化物を脂肪として蓄積しないように排出します。
眼や肌、神経系統にもよく、梅干しは日本人の素晴らしい発明です。