2nd. ウズベキスタン旅行③~ヒヴァの美食~ | スパイシーdays

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私たちには、ここヒヴァの属するホレズム地方に来たら絶対食べたいものがあったのだ!

それは、「アジア食紀行」でコウケンテツさんが紹介していた、suvit osh(ハーブを練り込んだ冷たい麺料理)と tuhum barak(卵液を入れた茹で餃子)。
どちらも夏料理とのことなので、もしかしたら今の時期食べられないかも。。。と危惧していたのだけど。

・・・看板発見!!




お店に聞いてみると・・・「tuhum barakとsuvit oshあり〼」とのこと!
わぁ~~い!!


注文と同時に、
「作ってるとこ、見ていいですかッ!!」
と、目に星を10コくらい入れて店員にオネガイするハナコ姉。 (イヨッ、ブロガーの鑑!)


最初断りかけたけた店員おお姉さんだったけど、あまりの目ぇキラキラ具合に押されたのか、
「・・・しょうがないわね、いいわよ」
と承諾してくれた。 ひゃっほ~~い!

カメラを持って、手を洗って厨房にお邪魔しまぁ~す!


さっき注文をとりにきたロシア系っぽいクールな姉さんと、ウズ人のお父さん・お母さん・娘さん、おばさんが働いています。




tuhum barakは、娘さんが生地を延ばして、


お父さんがそれをお茶碗でくり抜き、半分に畳んで一箇所を残して端を閉じ
 

卵液(急須に入ってる)を、空けておいた口から流し入れたら、端をすべて閉じ、


おばさんが沸騰したお湯の中で茹でる。。。



火が通ったら、水を切ってお皿に。



一方のsuvit oshは、ディルやパクチーなどのフレッシュハーブをミンサーで挽いて生地に加えてつくる緑色の麺なのだけど。。。
時期的にフレッシュハーブが取れないからか、麺はすでに作り置きのがあった。
これを茹でて、野菜たっぷりのトマトベースのソースをかけて、できあがり!



ロシア系お姉さんは、上の二品の他に注文してみたグンマを作る担当。

生地を丸く大きめに延ばし、挽肉と玉ねぎを合わせてよく練ったタネを入れて餃子のように成形して、


揚げる。



さ~て、実食いきま~す!




tuhum barakはトゥルン!とした生地の中に、淡白な卵の具がさっぱりとしたお味。
サワークリームやヨーグルトをかけて、酸味を効かします。触感が楽しい一品。

suvit oshは思ったよりもハーヴのアジがキンキンせず、ほんのり香る麺。
そして、かかっている野菜とお肉のソースがうんま~!
たしかこの麺にもサワークリームだけかけて食べるパターンもあったような気がするなぁ。

パリッパリに揚がったグンマも、生地が薄くて肉タネはジューシーで、サイコーに美味しい。

だぁは~・・・初日から一番食べたかったものがイキナリ食べられて、作り方も見れて、な~んて幸先良いんでしょ☆ alhamdulillah~!


食後は、イチャン・カラ(城壁内)を出て、ローカル市場を散策。




もう日暮れの時間になので、マーケット自体は店仕舞いモードになっていたのだけど、安い食器屋や生活用品屋をひやかす。

市場に買い物に来た客用に、軽食とお茶を出す店も並んでいて。



ソムサ(サモサ)の写真を撮っていたら、「食べていかない?」と声かけられたので、入ることに。



夕食前なので、一つのソムサを2人で半分こ。


食べていたら、にわかにソムサの生地作りが始まったので、しばし鑑賞。

最後まで見ていたかったけど、時間がかかりそうなので諦めました。


さて、この日の夕食は、ヌルッラバイ宮殿前に集っているチャイハナで食べよう♪ということで、行ってみる。
オフシーズンなので、出せるメニューは限られているそうで、「これならあるよ」という、サラダとラグマンを注文。

そ・し・て!・・・・いざキッチンへ!

キッチンにいたオバちゃん、意に介さない様子で見せてくれた。




すでに出来上がっていたスープに、麺を茹でて入れたラグマン


チュチュワラもあったので、ハナコさんがこれまた「味見したい!」とゼスチャーすると、
「あら、じゃあ食べていいわよ」
と皿に盛ってくれたので、キッチンにて2人でしっかり頂く。・・・何やってんだ私達。(キッチン見に来て気がつくとご馳走になってたの、去年のモロッコでもありましたねw)


食事の用意ができたので、キッチンを出てテーブルに戻る。



トマトときゅうりをただ切っただけかい!っていうサラダ以外は、全部美味しかった☆
とくに、残り物的な感じで時間が経っていたからか、チュチュワラやラグマンのスープは、骨の出汁がよ~く出ていてしみじみ美味しい。


ほくほくしてホテルに帰る。


でも、夜は・・・待っても待ってもお湯出なかった。。。チーン!
古い石造りの建物だし、もと神学校だったわけだし、ウズには水が出ない宿くらいザラだろう!と思っていたので、オトナしくホカロンを貼って寝ました!


さて翌日。このホテル、朝ご飯は近くにある別のメドレセ(普段はレストランらしい)で準備してくれる。




素敵~!

ジャム各種に、薄いのが特色のヒヴァ・ノン、ロシア風クレープに、チーズにハムに、カイマックと水切りヨーグルトを合わせて砂糖混ぜたもの(だったかな?)が激ウマ~!わしわし食べる。


朝が弱い私でも、こんな朝ごはん出てきたらパッチリ起きて食べちゃうよ~!


しかし、本当にメドレセに始まり、メドレセに終わったヒヴァなのでした。