また、キルギス国籍ウズベク人&日本人妻のご夫婦の主催するウズベク料理教室に行ってきました。
今日のメニューは、ソムサとバカラジョン・サラダ。
まずはソムサから。
ソムサは、サモサのこと。
インド料理のとしてよく知られていますが、実は中央アジアでも中東(サンブーサ)でもそしてアフリカでまで、少しずつ中身や生地などの形を変えて食べられている料理です。
ウズベキスタンのものは、パイ生地で羊肉と玉ねぎのフィリングが包んであって(ザキャスソムサというらしい)、三角形のミートパイといった風情。
↑それにしても大きかったウズのソムサ。
ウイグルのサモサはパン生地に羊肉のフィリング。
中東(サウジ)のサンブーサ。春巻きの皮のような生地にスパイシーな肉のフィリング。
私、ウズ風サモサはお家でもたまに作る事あるのですが、
本場の方に習うとまた色々違うだろう、と楽しみでした。
さてさて、教室開始。
まずはソムサの生地をこねて、寝かせてから、麺棒で四角くなるように延ばします。
おう、私は丸く延ばしてたよ。。。 この方が効率いいね。
その上にたっぷりと熱い溶かしバターを塗って。
と、ここからがビックリ技!
生地の端を持って、そーっと引っ張ります。
生地がラップのように伸びていくー。
全体をムラなく延ばして、こんなに広く延ばしました。
おおーー!この行程は私のレシピには無かった!
ただでさえキレイに層になる作り方をするソムサですが、こうやってラップのように延ばしたら、ますます薄いサクサクのパイになっちゃうって訳ね。なるほどーーー!ナイス一手間!
まるでスリランカのロティ作る時みたいですね。
先日この薄いロティやって見たんだけど、生地を一晩置いたり、油かなり使った緩い生地で苦戦。
が!このソムサ生地は、するーーーっと気持ちよく伸びた!
料理教室のどのテーブルでも皆すっごく上手に生地を広げられましたよ!
伸びた生地は、端っこからクルクル巻いていきます。
ここでも、ちょっと引っ張りつつ巻くのでさらに生地も薄くなるし、延ばしきれてない箇所を調整することもできます。
巻いた生地は、お皿などに乗せて、また冷蔵庫で休ませます。
その間に中身を準備。
細かく刻んだ羊肉、たっぷりの玉ねぎ、そしてウズっぽい味の決め手になるというコリアンダーシードを混ぜる。
休ませておいた生地を切り分けて、断面を上にして潰し、これまた冷蔵庫へ。
それを一個ずつ薄く延ばし、具を乗せて、三角または四角に包みます。
上から卵を塗って、セダナ(ニジラまたはニゲラ・シード)を乗せてオーブンで焼く!
焼いてる間の香りがたまらん。
できたー!
もう一品はバカラジョン・サラダ。
バカラジョンとは茄子のことだそう。トルコ語のパトゥルジャンが訛った感じですね。
茄子は卵の衣をつけて、しっかりめに揚げます。
いやもー茄子を揚げる時点で、これはウマくなるに違いないよね。
冷ましておいた茄子に、玉ねぎ、トマト、きゅうり、ディルをたっぷり和えます。
トマトの切り方、おしりの方から半月のように切っていくというウズ的な切り方がポイント。
盛り盛りすると、デパ地下のサラダ専門店みたい。
試食タイム!
いただきまーーす!
おー、やはりパイの層がさらに薄くてサクサクです!
最近なんちゃってダイエットを敢行していて、炭水化物や生地ものを控えていたんですが、試食タイムで2個食べ、家に帰ってテーブルに置いておいたら匂いにつられてさらに2個食べちまいましたw
サラダは思っていたよりさっぱりとした優しい味わい。
火を通した茄子は時間が経ってからも美味しいから、作り置きもできそうよね。
今回もとっても収穫があって参加してよかったー!と心から楽しんでいたのですが!
しばらくお休みされてしまうとのことです。再開は秋頃とか。
皆勤賞狙ってたから(どんだけ気合い入ってんだ)、なんだか寂しいわ。
再開されたら、絶対その時も参加します!