サフィー旧市街のスークをのぞいてみます。
陶器ばかりというわけでなく、観光客色が強いわけでもなく、いい感じ。
肉屋の店先で列をつくってハアハアしてる猫たちw
そう、モロッコって、めちゃ猫天国なんですよね。
トルコも猫多いけど、トルコどころじゃなくいます。
さてもう午後になるので、皿を漁る前にお昼ごはんを食べなくっちゃ。
サフィーは沿岸の町なので、シーフードが有名。 スークを出たところにあった陶工が運営するレストランに入ってみた。
これがまぁ、入ってみると陶器タイルを使ったテーブルがカラフルで、インテリア(野外だけど)が激しくカワイイ!!
このインテリア見られただけでこの店入る価値あるかもってレベルです。
お皿ももちろん併設の陶芸ショップのもの。鮮やかな食材と強い日差しに色が合う~!
メインは海辺の町らしく、魚のタジンにしました。シトロン・コンフィが爽やかな地中海っぽい味です。
さーて、お腹もいっぱいになった所で、大本命である陶工区へお皿を買いに出かけましょう♪
緩やかな丘沿いに小さい陶器屋さんが並んでいるものの、どこの店でも似たり寄ったりなものを置いてて、ものっすっごい掘り出し感は少なめかなぁ。。。
と、思っていると
「作ってるとこ見たい?上に店もいっぱいあるよ」
というオッサンが出現したので、まぁバクシーシ狙いだとは思うけど、案内してもらうことに。
これが陶芸用の土。
マラケシュもピンク・シティと言われるほど赤い土で作った建物が多いですが、サフィーも含めこの辺一帯そういう土地なんでしょうね。
フェズの陶器は肌理の細かい白地に青で細かい模様が描かれているのに対し、サフィーのはボツボツとした赤土にカラフルに大らかな模様が描かれているのが特徴とか。
サフィー産で白い皿もあるのですが、それは赤土を焼いた上に白い塗料を塗っているので、お皿をひっくり返して裏を見るとわかるそうです。
右がサフィー、左がフェズの陶器。表面には白い上薬を塗っているので見た目はどちらも白いけど、裏返すとサフィーのものは赤土なのが分かる。模様もサフィーのは大らか。
持つとサフィーの方が重く、フェズのは美しい上に軽い、上質な土なのが分かる。
私はこういう重くてザラッとした暖かみのある陶器好きです。
乾燥庫をのぞくと、さすがタジンがいっぱい。。。
調理用のは素焼きで、模様が描かれて上薬でピカピカしているものは飾り付けとして使用するのみだそうです。
となると・・・え?2つ買わなきゃいけないの?!
絵付け師。スルスル~と一瞬で気持ちよく描いていた。
合間合間にお店も見たんだけど、どれも似たり寄ったりでだんだん見飽きてきてしまって、買ったのはこれくらい。
小皿1ドルとかかなり安かったのだけど、この後にトルコに周る私は、ちょっと自粛しました。
同行者のハナコさんは、んもうバンバン買ってて、持って帰るの死ぬほど大変だったようですが、帰って来て使ってる写真見るとやっぱ私ももっと欲しかったなぁ。。。と思いました。
そうこうしているうちに、ふと見るとマラケシュへ帰るバスの時間になってました。
犠牲祭(イード・ル=アドハー)が近いのと、僻地ということで、バスの本数が限られていて、帰る時間の選択肢が極端に限られ、滞在時間がすごく短くなってしまったのでした。。
いやーサフィー、ほんとマイナーでモロッコ人にも外国人にも「なんでそんな所いくの?他にいくらでも良い場所があるのに」とさんざん言われたけれど、なかなかいい経験だったし、モロッコに次回行ってもサフィーにまでは行けないと思うので、やっぱり今回行って良かったな。