エルサレムを後にした私たちは、パレスチナ自治区🇵🇸のヘブロンという町にやって来ました。(アラビア語ではアル=ハリール)
ここには、三つの宗教✡️✝️☪️にとって重要な人物、アブラハム(☪️ではイブラーヒーム)のお墓があります。
旧約聖書には、アブラハムが妻サラを埋葬するために購入した「マクラペの洞穴」として言及され、
二人のほか、息子のイサクと妻リベカ、孫のヤコブと妻レアも埋葬されています。
洞穴の上にはヘロデ大王時代(=イエス様と同時代)に建物が建てられ、今でも壁と床は当初のもの👀‼️
ミナレットはマムルーク時代に加えられた
2000年の月日のあいだ、この建物は教会になったりモスクになったりしましたが
現在は内部が、モスク🕌になっているムスリム☪️用ゾーンと、シナゴーグ🕍になっているユダヤ人✡️用ゾーンに分かれていて、
観光客はどちらにも入れるらしいです。 私たち☪️はムスリムゾーンへ。
ミフラーブ🕋は、12世紀に十字軍からここを奪還しモスクにした、サラディンの時代のものだそう。
壁龕の内側が金色のモザイク✨になっていて、とっても綺麗です。
横にあるミンバル(説教台)は、11 世紀のもので、サラディンがアスカロンのフサイン霊廟から移したそう。
木彫りの細工の精巧さがとてつもない
エルサレムのキブラ・モスクにサラディンが奉納した素晴らしいミンバルは焼失したけど、ここのは残ってて良かった😌
ミフラーブから少し下がったところに、イサク(☪️イスハーク)と妻リベカの廟がありました。
写真はリベカのもの。こちらの方が構図がよく撮れたので
モスクの広間から隣の部屋に行くと、そこにアブラハムの廟がありました。
壁の奥はユダヤ人✡️サイドですが、互いの姿は見えないようになっています。
棺のようなものは、目印というか、英語でいうcenotaphに近くて(毎回邦訳に困る💦) 、中に遺体や遺骨は入っていません。
ムスリムの偉人のお墓は多くがこのタイプで、遺体は棺形のものの真下か近くの地中に埋葬されています。
アブラハムたちが埋葬されたと考えられているのは、モスクの地下にある洞穴(☟)です。
緑で描いたのが廟のあるところ、茶色でアンダーラインした上にある二つの空洞が洞穴です
その洞穴への入り口は二つあって、一つがモスク内の後方にある、井戸みたいなコレ。
上の図で人がのぞいているイラストのある筒状のところです
蓋の穴から覗く👁🗨と、地下深くで灯る蝋燭の灯🕯がかすかに見えました。
上の図で蝋燭の絵🕯がある箇所です
洞穴は、一般公開されていません🚫 蝋燭もこの穴から下ろしているのだとか。
アブラハムの廟の隣にある小さな窪みは、「預言者ムハムマド(saw)の足形」だそう👀。
ムハンマド(saw)が、マッカからエルサレムへ飛んだ、例のミイラージュの旅の途中で、ヘブロンを訪れ墓に立ち寄ったという説があるそうで……その際についた👣と言われています。
この部屋にもミフラーブがあり、タイル貼りで可愛くて、みんな写真を撮ってました。
タイルの先生に見せたところ、18世紀のものだそうで、オスマン帝国時代に設置されたようですね。
さて、この敷地にはもう一人、埋葬されている人物がいます。
モスクの管理人にお願いすると、鍵のかかった部屋🗝を開けて、廟を見せてくれました。
それは、アブラハムのひ孫のヨセフ。
☪️ではユースフと呼ばれ、クルアーンにその名前を関した章があるほど、重要な預言者です。
聖書では彼はシェケム(現ナーブルス)に埋葬されたとありますが、ムスリムは伝統的に、ここヘブロンに埋葬されたと信じてきました。
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