アフィヨンのうまいもん 【アフィヨン旅行③】 | 女郎蜘蛛のトルコ生活@イスタンブル

旅行記恒例の「ご当地うまいもん」シリーズいきます。

 

 

😋スジュク Sucuk

 

「アフィヨンといえばスジュク」と、ほとんどのトルコ人は思ってるんじゃないでしょうか。

 

スジュクは、牛の腸に挽肉とスパイスを詰めて発酵させた、トルコのサラミのようなもの。

卵と焼いたり、チーズとホットサンドにしたり、ピデに乗せたり、トルコの食生活に欠かせません💕

 

 

 

私、スジュクが大好物酔っ払いなんですけどね……。

 

あまり期待していませんでした滝汗

 

イスタンブルでたまに開催される地方物産展で、アフィヨンのスジュクを買ったらイマイチだったんですよね〜。スジュクが有名な他の地域のも、同様……。

 

 

で、アフィヨン来ましたら。

 

中心部はんもう、ここもそこもあっちもこっちも……笑っちゃうくらいスジュク屋だらけ‼️

ここまでスジュクまみれとは、想像の斜め上↗️でしたよ〜‼️

 

 

 

さて偏見を持ったまま、ホテルの朝食に出たスジュクを食べてみたら、

 

なにコレめっちゃ旨いポーンポーン

 

一般のものより柔らかくてジューシーなのが特徴で、肉汁とともに溢れだす肉の旨みと、香辛料の芳醇さに悶絶😩。

 

ということで、4日間の滞在中、現地の人のオススメをもとに、あちこちのお店で買ってみました。

最終日には、ホテルの冷蔵庫がこんなことに💦

 

 

 

帰宅して焼いてみても、やはり激しく美味しいデレデレ

 

いやぁ、以前はApikoğluってメーカーのacılıスジュクが好きだったのですが、もうアフィヨンのスジュクじゃなきゃダメな体飛び出すハートになってしまったかもしれませんちゅー

 

 

しかも❗️アフィヨンでは、ドネル・ケバブまでがスジュクで出来ているという‼️

 

左手のが普通の肉のドネル、右手のがスジュクのドネル↑

 

ただまぁ、これは面白いけど、やはりスジュクは別にドネルじゃなくていいかなって感じでした。

 

 

😋ロクムとカイマック lokum ve kaymak

 

アフィヨンといえば、ロクムも全国的に有名。

 

ロクムとは、澱粉から作ったゆべしのようなトルコの伝統菓子で、📽📖『ナルニア国物語』「ターキッシュ・デライトゆめみる宝石として登場するアレです。

 

 

 

アフィヨンの中心地、スジュク屋に混ざってロクム屋も並びまくり🤣

わかりやすいですね〜この街。

 

私がイスタンブルで気に入っているロクム屋さん👈もアフィヨンのメーカーで、本店はここにありました。

 

アフィヨンは牛の畜産🐄が盛んなことから、カイマック(濃縮クリーム🥛も特産なので、ロクムもこのカイマックをくるんだタイプが得意のよう。

 

 

 

ロクムも食べ比べしてみましたが、

 

地元で1番の有名店Öztaylanは、たしかに食感も味もリッチで美味しい。けど接客の印象悪しニヤリ

近くのMirimoğluという19世紀からやっている老舗のも、かなり好きだった指差し

その隣のHacı Kadirのは、好みじゃなかったなぁ。

 

 

😋タンドゥル・チョルバ  Tandır Çorbası

 

アフィヨンの郷土料理の一つの、肉の入ったヨーグルト風味のスープ。

 

 

 

どこでも置いているスープだけど、地元民で一日中めちゃめちゃ賑わっている郷土料理店Salim Ustaで食べたのが、絶品すぎラブラブでしたおねがい

 

アブデュルハミト2世とメフメット5世という、オスマン帝国末期のスルタンに使えた料理人が、地元にで開いたというお店だけあって、他の料理もとても美味しかったラブ

 

 

 

😋カバック・タトゥルス Kabak tatlısı

 

カバック・タトゥルスとは、南瓜🎃を甘く煮たスイーツで、トルコ全国で食べられるんですが。

 

アフィヨン市内の、Kabakçı Halil Ustaという店が超人気ということで、行ってみました。

 

 

 

このスイーツ、トルコの水っぽい南瓜をひたすら甘く似ただけの、私には「かぼちゃの煮物の失敗作ガーンにしか思えない食べ物。

 

と・こ・ろ・が‼️

 

この店は、表面がカラメル化して照りッ照り、ねっとり食感で、味は濃厚……恐ろしく美味‼️酔っ払い

日本でデパ地下で買ってた、安寧芋のスイートポテト🍠に限りなく近い。

 

たっぷりと特産のカイマックとターヒン(練りごま)をかけるのが定番だけど、無くても美味しい💕

 

 

同じカボチャのスイーツでも、「ハタイ風」のは石灰と煮て南瓜がカリカリ食感になるのが特徴ですが、この店にそれもあって、これがまた今まで食べた中で一番カリカリ‼️

 

左が通常の、右がハタイ風のカリカリ

 

 

美味しすぎて、どっちの南瓜もお持ち帰り用を包んでもらっちゃいました。

この店のカイマックも、ダブルローストのターヒン(練りゴマ)もめちゃ美味しくて、お持ち帰り🛍

 

いやーー次にアフィヨン行っても、この店は絶対行くね。

いや、その前にお取り寄せしちゃう気がする……

 

 

ちなみにさくらんぼ🍒も特産で、それを使ったエクメック・カダユフ(スポンジケーキにシロップを染み込ませたお菓子)も有名で、この店でそれも食べたんですが。これは普通でした。

 

 

 

😞アラバシュ・チョルバス&生地 

 

私が数年来、アフィヨンに行ったら食べたいとずっと思っていたのが、このスープ。

 

ガチョウの肉でとった辛めのスープを、ういろうのような?練り生地につけて食べるそうで。

日本人には餅にしか見えない……

 

めちゃくちゃ食べて見たかったんですけど!

 

 

 

あちこちのレストランに聞いたけど、店では食べない家庭料理らしく、異口同音に「うちでは置いてないです。見つけるのはすごく難しいですよ」と言われましたえーん

 

アフィヨン料理のリストには上位に出てくるし、切手「我らが郷土料理Yöresel Yemeklerimiz」シリーズの内陸アナトリア版にも載ってるほどの、地域を代表する料理なのにね。。。ううむ残念。

 

レシピはネットに山ほど出てるんですが、本物を食べずに作ってみてもね〜。

 

 

そんなこんなで、美味しい出会いが沢山あった、アフィヨンでしたー飛び出すハート