旅行記恒例の「ご当地うまいもん」シリーズいきます。
😋スジュク Sucuk
「アフィヨンといえばスジュク」と、ほとんどのトルコ人は思ってるんじゃないでしょうか。
スジュクは、牛の腸に挽肉とスパイスを詰めて発酵させた、トルコのサラミのようなもの。
卵と焼いたり、チーズとホットサンドにしたり、ピデに乗せたり、トルコの食生活に欠かせません💕
私、スジュクが大好物なんですけどね……。
あまり期待していませんでした
イスタンブルでたまに開催される地方物産展で、アフィヨンのスジュクを買ったらイマイチだったんですよね〜。スジュクが有名な他の地域のも、同様……。
で、アフィヨン来ましたら。
中心部はんもう、ここもそこもあっちもこっちも……笑っちゃうくらいスジュク屋だらけ‼️
ここまでスジュクまみれとは、想像の斜め上↗️でしたよ〜‼️
さて偏見を持ったまま、ホテルの朝食に出たスジュクを食べてみたら、
なにコレめっちゃ旨い
一般のものより柔らかくてジューシーなのが特徴で、肉汁とともに溢れだす肉の旨みと、香辛料の芳醇さに悶絶😩。
ということで、4日間の滞在中、現地の人のオススメをもとに、あちこちのお店で買ってみました。
最終日には、ホテルの冷蔵庫がこんなことに💦
帰宅して焼いてみても、やはり激しく美味しい
いやぁ、以前はApikoğluってメーカーのacılıスジュクが好きだったのですが、もうアフィヨンのスジュクじゃなきゃダメな体になってしまったかもしれません
しかも❗️アフィヨンでは、ドネル・ケバブまでがスジュクで出来ているという‼️
左手のが普通の肉のドネル、右手のがスジュクのドネル↑
ただまぁ、これは面白いけど、やはりスジュクは別にドネルじゃなくていいかなって感じでした。
😋ロクムとカイマック lokum ve kaymak
アフィヨンといえば、ロクムも全国的に有名。
ロクムとは、澱粉から作ったゆべしのようなトルコの伝統菓子で、📽📖『ナルニア国物語』に「ターキッシュ・デライト」として登場するアレです。
アフィヨンの中心地、スジュク屋に混ざってロクム屋も並びまくり🤣
わかりやすいですね〜この街。
私がイスタンブルで気に入っているロクム屋さん👈もアフィヨンのメーカーで、本店はここにありました。
アフィヨンは牛の畜産🐄が盛んなことから、カイマック(濃縮クリーム🥛)も特産なので、ロクムもこのカイマックをくるんだタイプが得意のよう。
ロクムも食べ比べしてみましたが、
地元で1番の有名店Öztaylanは、たしかに食感も味もリッチで美味しい。けど接客の印象悪し
近くのMirimoğluという19世紀からやっている老舗のも、かなり好きだった
その隣のHacı Kadirのは、好みじゃなかったなぁ。
😋タンドゥル・チョルバ Tandır Çorbası
アフィヨンの郷土料理の一つの、肉の入ったヨーグルト風味のスープ。
どこでも置いているスープだけど、地元民で一日中めちゃめちゃ賑わっている郷土料理店Salim Ustaで食べたのが、絶品すぎでした
アブデュルハミト2世とメフメット5世という、オスマン帝国末期のスルタンに使えた料理人が、地元にで開いたというお店だけあって、他の料理もとても美味しかった
😋カバック・タトゥルス Kabak tatlısı
カバック・タトゥルスとは、南瓜🎃を甘く煮たスイーツで、トルコ全国で食べられるんですが。
アフィヨン市内の、Kabakçı Halil Ustaという店が超人気ということで、行ってみました。
このスイーツ、トルコの水っぽい南瓜をひたすら甘く似ただけの、私には「かぼちゃの煮物の失敗作」にしか思えない食べ物。
と・こ・ろ・が‼️
この店は、表面がカラメル化して照りッ照り、ねっとり食感で、味は濃厚……恐ろしく美味‼️
日本でデパ地下で買ってた、安寧芋のスイートポテト🍠に限りなく近い。
たっぷりと特産のカイマックとターヒン(練りごま)をかけるのが定番だけど、無くても美味しい💕
同じカボチャのスイーツでも、「ハタイ風」のは石灰と煮て南瓜がカリカリ食感になるのが特徴ですが、この店にそれもあって、これがまた今まで食べた中で一番カリカリ‼️
左が通常の、右がハタイ風のカリカリ
美味しすぎて、どっちの南瓜もお持ち帰り用を包んでもらっちゃいました。
この店のカイマックも、ダブルローストのターヒン(練りゴマ)もめちゃ美味しくて、お持ち帰り🛍
いやーー次にアフィヨン行っても、この店は絶対行くね。
いや、その前にお取り寄せしちゃう気がする……
ちなみにさくらんぼ🍒も特産で、それを使ったエクメック・カダユフ(スポンジケーキにシロップを染み込ませたお菓子)も有名で、この店でそれも食べたんですが。これは普通でした。
😞アラバシュ・チョルバス&生地
私が数年来、アフィヨンに行ったら食べたいとずっと思っていたのが、このスープ。
ガチョウの肉でとった辛めのスープを、ういろうのような?練り生地につけて食べるそうで。
日本人には餅にしか見えない……
めちゃくちゃ食べて見たかったんですけど!
あちこちのレストランに聞いたけど、店では食べない家庭料理らしく、異口同音に「うちでは置いてないです。見つけるのはすごく難しいですよ」と言われました
アフィヨン料理のリストには上位に出てくるし、切手「我らが郷土料理Yöresel Yemeklerimiz」シリーズの内陸アナトリア版にも載ってるほどの、地域を代表する料理なのにね。。。ううむ残念。
レシピはネットに山ほど出てるんですが、本物を食べずに作ってみてもね〜。
そんなこんなで、美味しい出会いが沢山あった、アフィヨンでしたー