遊牧民オリンピック〈後編〉 | 女郎蜘蛛のトルコ生活@イスタンブル
 

前回の〈前編〉の続きです。

 

 

 

さてさて、さっそく競技を観戦しようと向かったのですが。

 

相撲エリア🤼‍♂️はまだ試合が始まらないようで、弓術エリアいて座ではトーナメントの試合が終わったところらしく、選手たちがバラバラと歩いてきました。

 

でも、えっ?!どうしたの?

 

 

 

モンゴル兵の襲来か?と思ったら、トルコ🇹🇷チームの選手たち(↑↑)でした。

 

な、なぜ時代劇のようなコスプレを?!びっくり

 

たしかに他の国の選手の人たちも、スポーツウェアというよりは民族衣装で競技していて、それは世界中から集った感と、伝統競技という感じもして、面白かったんですけど、

 

 

 

トルコチームのあれは、民族衣装でも競技用の正装でもなくて、コスプレだよね?

 

……と目が点😮になりつつ、馬術競技のエリアに向かったら、

 

ここにもコスプレしたスタッフがわんさかいて、こんな格好のまま会場作りとかしてた笑い泣き

 

 

 

スルタンぽい服装の人が指示を出す姿なんて、まるでスルタンが突撃の命を出してるシーンみたいで、なんだか笑える😂 

 

 

 

 

さて、馬上で矢をどれだけ遠く飛ばしたかや、的ダーツを狙って射つなどの競技が、その中でもモンゴル式、ハンガリー式などいろんなスタイルで始まりました。

 

 

 

が、矢を3本放って合計点を競う競技なのに、サウジ🇸🇦の選手は毎回1本だけ放っていて、当然3本射る選手に負けるショボーン

 

 

 

キルギス🇰🇬やカザフ🇰🇿など今でも遊牧文化が強く残る国の選手は、人馬一体🏇がさすが群を抜いていて👏、馬の疾るスピードや滑らかさは眼を見張るものがあるびっくりんですが…… 

 

これが遊牧民の馬さばきじゃ!ってのを見せつけてくれて感動

 

 

俊足ゆえに的を狙う難易度が高くなり、のろく走る選手に負けるという。。。

 

客席からは「ルール伝わってんのかな?」「本当は◯◯秒内に射らないといけないはずなんだが」とかいう声も聞こえてきたガーンちょっとー

 

 

そんな中、全員コスプレなターバン姿👳のトルコ🇹🇷チームは、ホームでルールや流れをよく分かっているからか、高得点続出。

 

 

 

しかし、馬に乗るのも弓を射つのも、どちらもカッコ良い動きですよね、うっとり😍💕

 

かつての大会には、日本からやぶさめチームも参加したっぽいですよ。

流鏑馬もめちゃめちゃカッコ良いですよねぇ……見たかった。

 

まぁこれもトルコ人からはコスプレに見えるかも😅

 

 

とまぁ、面白いは面白いんですが、あまりにも運営・実行がグダグダすぎて……💦

 

何時からどこで何の競技やるのか不明だし、進行もグダグダ、観客席も採点もテキトーな感じで、国際的なスポーツ競技会というレベルでは全然ない状態で。えー

 

 

 

全日程いた方によると、会場の整備の仕方を知らずに他国選手団に注意されたり、各国でルールの違う競技のルールを統一・周知されていず、相撲では配布されるべきユニフォームが足りず、汗ビチョビチョになった使用済みのを他の選手が着させられたガーン💦

 

また、選手村は水シャワーしか出ないプレハブだったとかゲロー

これまで参加した大会で一番過酷だった、というコメントあり。

 

トルコ伝統のヤール・ギュレシ(油相撲)は、本来オリーブ油を体に塗るところ、物価高騰のため水で割ったサラダ油を使用したそう😂

 

 

開会式とか、ニュースで報じられているのだけ見たら華やかだけど、世界各国から来ている選手や、競技の成績、観客のことはほとんど考えてない感じ……えー

 

牧文化への愛も誇りも無くて、政治的に利用しただけ?ってのが透けて見えてしまう、ちょっと残念な大会になってました。。。

他の国での大会もこんな感じなのか、もっとちゃんとしているのかは分かりませんが。

 

 

 

そんなのもあって、あんな楽しみにしてた遊牧民オリンピックでしたが、数時間観たらもう充分って感じになり💦

 

参加国ブースで13時から郷土料理を振る舞う、と聞いていたので向かったのに、こちらも全然始まっていずえー

 

大して面白くもないブース展示をざっと見たら

 

上から、タジキスタン🇹🇯、ヨルダン🇯🇴、アゼルバイジャン🇦🇿

 

 

イズニックが発祥のチェーン、Köfteci Yusufのキョフテ・サンドを食べ

 

炭火で焼きたてで美味しい

 

 

イズニックはタイルと陶芸の街なので、たくさん出ている陶器ショップをのぞき、遊牧民のユルタの形をした香炉と、ざくろの腕輪を買い、

 

 

 

ブルサ特産の(イズニックはブルサ県下)桃🍑やオリーブ、そして前回のブルサ旅行で気に入った、ブルサ銘菓フルマ・タトゥルスhurma tatlısıが売ってたから、即買い‼️

 

もしかして売ってないかなーって思って来たので、見つけて嬉しかった♪

 

 

……と、最後は食い気と物欲に走って、まぁいい経験だったわってことで帰途につきました〜。

 

次の大会は、2024年にカザフスタンで(たぶん)らしいです‼️