先日はトルコで桜を見ましたが、
今度はトルコの国花であるチューリップ🌷の季節となりました。
というワケで、いつものエミルギャン公園Emirgân Korusuへ 。
オオーーー今が真っ盛り!ベストなタイミングで来ました。
去年はまだコロナ禍だったこともあり小規模、一昨年はハードロックダウン中だったし、実に3年ぶりに本来の春のエミルギャンに戻った感じです。
以前は、セルフィー撮るために花がなぎ倒されたり😱、球根から抜き取って持ち帰る人😵などがいましたが、今年はあちこちに警備員👮が配置されて、ちょっとでも怪しい人がいると「ピーーーーーーーッッ!」とホイッスルを吹いて制止が入るので、かなり秩序が保たれてました👍
お陰で、茎から折れて落ちてしまっているチューリップを娘が拾いたがっても、手折ったと思われるといけないので、できませんでした。
八重桜も咲いていて、合わせ技でますますカラフル。
面白かったのは、あえて一本だけ周囲とは違う品種のチューリップを植える、そのセンス。
オットは「1つだけ浮いてるのカワイイ💕」と反応してて、見ていると周囲のトルコ人も「わぁ素敵!1個だけ違うのが咲いてる!」とか言っているので、どうやらトルコ人共通の美意識っぽい😀
日本人からするとナゼ規則性を乱す?って感じするけど😆
それって、こういう市場の定番ディスプレイにも、通じてくるのかもしれん。。。
う〜ん好きな色ー❣️と思ったら、その日の服と同じだった…😅
変わった品種もいろいろ。
上の写真のチューリップは細密画に描かれたものに似ていますね。
ちなみに、オスマン帝国でチューリップが好まれたのは、以前書いたブログから引用しますが、チューリップのスペルが記数法においてアッラーと共通するから。
アブジャドは、オスマン時代によく使われた、アラビア文字に数字を割り当てた記数法のこと。
例えば、アッラー( اللهAllah)は、ا A(1)+ل L(30)+ل L(30)+ه H(5)の文字から成り立つので、合計して66になります。
→チューリップلالهlaleはアブジャド数がアッラーと同じ66なので、モスクの装飾に好まれアッラーを暗示した
上の写真の看板ではさらに、lale(トルコ語でチューリップ)は三日月🌙を意味すること、チューリップの姿がスーフィーを思わせることも好まれた理由で、メフメット2世やスレイマン大帝など歴代のスルタン作の詩の中にもチューリップが登場する、と書かれていました。
装飾にチューリップが多く登場するのはスレイマン大帝の時代
さて、子供にはオヤツタイム。
私たちは断食中につき、座るのみ。
そのあとは、遊び場エリアで子供たちを解放。
ここは一山が丸々公園になっているので、園内にピクニック場や子供公園などが複数あるんです。
チューリップが植わっていないエリアも、この季節は輝くばかりの新芽のみどり色✨が目に眩しい!
それにしても、これだけのチューリップを毎年植えるだけでも膨大な費用だろうし、この広い園内の整備もかなり大変なはずですけど、この公園入場無料なんですよ‼️ 太っ腹すぎやしませんか。
東京でも代々木公園とか井之頭公園とかは無料だけど、花壇が整備されているような新宿御苑とか昭和記念公園とかは有料なのにね。
1リラでも良いから有料にすればいいのに〜と、財源を心配してしまいますよ😅
さぁ、春の風物詩も見られたし、これからは太陽輝き海キラキラの美しい季節が始まりますね。