本日の表現は、俳優の渡辺篤さんが出版した写真集『I’m here project』に掲載されている、引きこもりの写真についての記事から取り上げます。
One photo is of a room filled with empty cans and garbage. Another shows a birdcage in a hallway outside of a tatami-floored room. A third image is of an old-style personal computer perched on a wooden table.
The photos are all of rooms occupied by “hikikomori,” or social recluses, who sometimes don't venture outside for more than 10 years.
Contemporary artist Atsushi Watanabe, 40, compiled some of the 160 or so images provided by about 40 shut-ins from around the country into a photo book.
(以下省略)
http://www.asahi.com/ajw/articles/AJ201902210004.html
その表現が、 “recluse” /rékluːs/ です。恐らく、今回の記事のテーマにもなっている「引きこもり」を意味する表現であると推測できますが、実際はどうなのでしょうか。
『ウィズダム英和辞典』(第二版)で調べてみると、「隠者、隠遁者」とありました。よって、「引きこもり」と訳して問題なさそうです。
ここで「隠者」という言葉を見て、ふとペスタロッチの『隠者の夕暮れ』を思い出し、英語で何と訳すのだろうと気になりました。残念ながら、私の探した範囲では決まった英語訳を探すことは出来ませんでしたが、代わりにドイツ語の訳で、“Die Abendstunde eines Einsiedlers” という題名は見つけることが出来ました。
これをgoogle翻訳等のサイトを駆使して訳してみたので、以下で解説致します。まず最初のDie がドイツ語で定冠詞を表し、Abendstunde が「夕暮れ」を、eines が不定冠詞、そして最後のEinsiedlers が「隠者」を表す語であると分かりました。
教育者を志す身として、ドイツ語も勉強しなければと感じました。(Morihiro)
https://a30.hatenablog.com/entry/20170306/1488755277