今朝、欧州チャンピオンズリーグ (CL) が行われ、決勝トーナメント1回戦第1戦の2試合はスコアレスドローに終わった。
前略
Both goalkeepers did well in a contest free of any cynical or heavy fouling, with Barcelona's Marc-Andre ter Stegen making two fine saves inside the first 10 minutes from midfielder Houssem Aouar and forward Martin Terrier.
以下省略
https://japantoday.com/category/sports/lyon-draws-0-0-with-barcelona-in-last-16-of-champions-league
今回気になった語は cynical /sínɪk(ə)l/ です。文脈から推測すると、あまりいい意味をもたないのではないかと思います。
『 ジーニアス英和辞典』 (第5版) では、
- 「〔・・・に 〕冷笑的、夜をすねた〔about 〕」
- 「悲観的な」 とありました。
cynical の語源を Oxford Living Dictionaries (on-line) で調べたところ記載されていなかったので、名詞の cynic を調べました。”Mid 16th century (in cynic (sense 2)): from Latin cynicus, from Greek kunikos; probably originally from Kunosarges, the name of a gymnasium where Antisthenes taught, but popularly taken to mean ‘doglike, churlish’, kuōn, kun-, ‘dog’ becoming a nickname for a Cynic.” と説明されており、古代ギリシア語が由来することがわかりました。
また調べているうちに興味深いことを見つけました。なぜ cynic は 「犬儒派」 と言われるのか。古代ギリシアにはキュコニス派の人たちがいました。その人たちは、まるで犬のようにそこら辺を歩き回り、ものを食べていました。このエピソードから、日本では 犬+儒学 の組み合わせで、哲学思想を表したそうです。
話は戻りますが、欧州チャンピオンズリーグはサッカーファンには楽しみな大会のひとつです。私はバルセロナのファンなので、優勝して欲しいと思っています。 (SKMK)