◆村野将『米中戦争を阻止せよ』を読む(その3)


サブタイトル
→「トランプの参謀たちの暗闘」


★要旨


●マイケル・ベックリーとの対談。


・中国にとって、
「着上陸侵攻」が台湾を実際に支配することを確実にする、
唯一の決定的な方法であることも事実だ。


・歴史的に、封鎖だけで
国家に主権を放棄させることができた事例を
私は知らない。


・米国や台湾にとって、
優先するべきは、
やはり「着上陸侵攻」への備えということになる。


・中国がロシアから学ぶ教訓があるとしたら、
戦争の初期段階から
大規模かつ残忍な作戦に出るべきということだ。
台湾だけでなく、
沖縄の米軍基地をも徹底的に攻撃することになるはずだ。


・莫大な投資を行い、
新しい兵器を開発する必要はない。


・単に、より多くの弾薬やミサイルランチャーを生産するだけで、
中国の侵攻や封鎖を打破することができる。


・軍事的には、
台湾の「ヤマアラシ化戦略」をやるべし。


・対艦対空ミサイル、地雷、ロケットランチャー、
榴弾砲を備蓄して、
中国が大量の部隊を集結させたとき、
それらを狙い撃ちできるようにする。
そして、台湾へ侵攻したり封鎖をできなくすること。


・台湾有事の初期段階においては、
嘉手納や普天間、那覇といった沖縄の主要航空基地に加え、
福岡の築城(ついき)、宮崎の新田原(にゅうたばる)などの
九州の航空基地も猛烈な攻撃を受けて、
一時的に使用不能となる可能性が高い。


・国産の極超音速滑空ミサイルを配備せよ。


・我々が直面している問題は無数にあり、
それらの解決に取り組むのが早ければ早いほど、
より安全に暮らせるようになる。(クレピネビッチ)


★コメント
いま現在が、有事であることを認識したい。
有事の指揮官を目指したい。