◆渡瀬裕哉『トランプ凱旋!』を読み解く
サブタイトル
→「アメリカの現在がわかれば、日本の未来がわかる」
★要旨
・トランプは、とことん現実主義的な経営者なり。
主義主張ではなく、役に立つ者を選ぶ。
・トランプの言動を見聞きすればするほど、
「過去の大統領とくらべて俺のほうが凄い」
という実績を残すことが、
トランプの行動原理となっているように思う。
・FOXなど保守系のメディアが
伸びているとはいえ、
大手メディアの多くは左派が占める。
トランプ圧勝となった背景には、
ソーシャルメディアの存在が大きい。
・アメリカ国民は、
左派の主張にうんざりしていて、
ポリコレに庶民が勝ったという構図が、今回の大統領選。
・アメリカも縁故社会であり、
上層階級ほど閨閥を重視している。
日本と同じ。
・共和党と民主党の戦いは、
選挙のルールづくりから始まっている。
州ごとに独自に選挙のルールを決められる。
・日本は自立を求められ、
インド太平洋諸国との繋ぎ役を期待されるだろう。
アジアに関して、
米国が日本に頼る場面が増える。
・日本は、米中の経済悪化に備えて、
減税&規制緩和すべし。
・アメリカ人の多くは株を持っているので
企業の法人税が下がって株価が上がれば庶民も喜ぶ。
・いま、
中南米諸国のほとんどが左派政権なので、
これを親米政権に戻すことが急務なり。
トランプ政権は、
不法移民対策と同時に、
中南米国家の立て直しを図るであろう。
・第二次トランプ政権は「トランピスト政権」なり。
トランピストとは、トランプ個人を支持する団体。
MAGAグループ。
★コメント
トランプ政権の基本方針は何かを
よく理解できる貴重な一冊である。