◆藤田晋『仕事が麻雀で、麻雀が仕事』を読み解く
藤田さんは、サイバーエージェントの社長。
★要旨
・勝負強さとは、
生き馬の目を抜くようなこの世の中を生き抜くうえで、
とりわけ重要な能力だ。
・麻雀というのは、勝負の場だ。
・麻雀という競技を教科書にして、
勝負強さを学び、
身につけることは可能だと思う。
・わたし自身、
日々麻雀で学んだものを自分の仕事にフィードバックし、
逆に仕事で身につけたものを自身の麻雀に活かしている。
・沈黙していることで
ベールに包まれた幻想を抱かされたりするもの。
いずれにしても相手のレベルが自分より上、
あるいは高レベルにあるときは
「晒すと負け」やすい。
・キレたら、そこでゲームオーバーなり。
・仕事においても、上司に取引先に同僚に、
途中でキレそうなことなら、いくらでもある。
しかし、最後にゲームを制している人はいつも、
忍耐強く、我慢強く、
最後までゲームを投げ出さなかった人だけだ。
・一旦相手にこの人は怖いな、と思わせたら、
その後のゲーム運びはずいぶん楽になる。
相手が勝手に畏れて、
敬意を払ってくれる。
・私は昔から、
「舐められてはいけない」
を強く意識してきた。
・経営していると、さまざまなトラブルがあり、
それらにいちいち目くじらを立てる訳ではない。
・ただ、会社が舐められているな、と感じたとき、
早い段階で怒り、
出入り禁止や取引停止などの
感情的な措置を取る。
それもできるだけ社内外に伝わるよう表立ってやる。
普段温厚な会社である分、
効果はテキメンで、そのあとは勝手に噂が広がり、
恐れてくれるのだ。
・自分のタイミングで勝負しない。
・これは一言でいうと、
機が熟すまで忍耐強く我慢せよ、
ということ。
・麻雀でアガれる確率は4分の1で、
残りは地味に耐えることが必要だ。
・麻雀でも仕事でも、
勝つには忍耐することが最も大切だ。
自分の都合で、焦って神風特攻隊のごとく勝負しても、
散ってしまうのがオチだ。
・シンプルが、一番なり。
★コメント
あらためて、麻雀を学び、
精神力を鍛えたい。