◆森口朗『自治労の正体』を読み解く
★要旨
・自治労とは、正式名称を、
「全日本自治団体労働組合」という地方公務員の労働組合である。
・たしかに、自治労は、地方公務員の組合に過ぎない。
しかし、地方公務員の数は、
国家公務員の数をはるかに凌駕し、
自治労の組合員だけで、80万人以上いる。
・その80万人が、
法律で禁じられている政治活動を行えば、
どれほどの力を有するだろうか。
・政府が国内の治安維持や、安全保障のために
何か施策を実施すると、そのたびに、
「日本が監視社会になってモノを言えない国になる」
「軍靴の音が聞こえる」
と叫ぶ老人を中心とした一般市民と称する人たち、
その正体は、現役の自治労組組合員や、そのOBたちに他ならない。
・保守政党であるはずの自民党も、
かれら左翼が跋扈する状態を野放しにしている。
・不当なまでに優遇される公務員、
小規模な反日運動を国民の声と報道する新聞・テレビ、
極左議員の存在と、
保守政党のはずなのにシャキッとしない自民党、
不当な外国の行動にモノに言えない政治家全般、
これら全ての裏に存在するのが、
自治労と言っても過言ではない。
・私は、2009年からの3年間の、
民主党政権時代というのは、日本で初めての、
「労働組合に、労働組合による、労働組合のための政治」が
行われた時代であったと思っている。
・中央労働金庫も、自治労幹部の美味しい天下り先である。
・全労済や労働金庫は、
どうして自治労幹部の天下りを受け入れるのか。
ひとつは、巨大なお客様だから。
・自治労の組合員だけでも80万人いるが、
非組合員も職場の組合を通じて全労済の保険に加入したり、
労働金庫に預金したり、
労働金庫からお金を借りたいするので、
行政系の地方公務員100万人強の顧客を
かれらは代表していると写るのだ。
・さらに全労済や労働金庫にとって有難いのは、
労働組合が間に入ることで、
煩雑な事務手続きの手伝いを組合がしてくれる点である。
・直接的には
職場レベルの組合役員の労力により、
実質的には納税者の負担により、
自治労役員たちは、
美味しい天下り人生を歩んでいる、
と言っても過言ではない。
★コメント
だんだんと世の中のしくみが分かってきた。
騙されないように勉強を続けたい。