◆江崎道朗さん新刊『シギント。最強のインテリジェンス』に注目します。





★ポイント



・いま日本に必要なのは、

スパイ、違法行為を効率よく見つける捜査手法を「解禁」することなのだ。



・その捜査手法とは、シギント(信号諜報)を活用することだ。




・アメリカを含む外国、言い換えれば日本を除く大半の国では、

国家シギント機関とセキュリティ・サービスが、

安全保障の観点から国内だけでなく国外でも電話、

インターネットなどの通信、クレジットカードの取引情報など(シギント)を傍受・分析し、1年365日24時間、

自国(と同盟国、同志国)に対する敵対的な活動を監視している。



・ところが日本だけは、

こうした行政通信傍受は許されておらず、国家シギント機関も存在しない。 



・日本は現行憲法9条のもとで正規の国防軍を持たない「異質な国」だが、

実はサイバー空間でも、

内外のスパイ活動を監視・追跡する国家シギント機関と

セキュリティ・サービスを持たない「異質な国」なのだ。



・なぜアメリカは、

ロシアによるウクライナ侵攻を半年近くも前に予見することができたのか。



・なぜ欧米や日本は、

ロシアによるウクライナ侵攻後ただちにプーチン大統領とその関係者の資産凍結を実施できたのか。



・シギントはもはや「インテリジェンスの皇帝」



・法律になくても対外諜報は「やるのが当たり前」



・今こそ国家シギント機関創設に向けた第一歩を



・インテリジェンス能力がなければまともな反撃など不可能



・まともに戦えるようになるために日本版CSSも創設すべき